まずプロジェクションマッピングとはパソコンで作成したCGとプロジェクターの様な映写機器を用い、建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称をいう。2012年に東京駅で上映されたことにより日本の世にしれわたる技術になったと言えるだろう。
今回私が取り上げるものは、「Illumiroom部屋全体をXboxディスプレイ化」である。マイクロソフトリサーチが現在開発研究しているもので、部屋の壁一面にゲームのイメージを投影、テレビ画面と連動させるという内容である。すでにデモ映像ができており、ゲーム画面から映像が家具、壁などにまで投影され、実際にゲームの世界に入り込んだ感覚を味わうことができる。
一般的なプロジェクションマッピングは、特定の投影面の形状に合わせて映像を用意しているが、この”Illumiroom”ではマイクロソフトリサーチが生み出したKinectで部屋をスキャンすることで、リアルタイムに映像を変形させ表示できる。また、Kinectを使用することでコントローラーを必要とせず、よりバーチャルな世界をあじわうことができることだろう。
今後この研究が進み製品化されることになれば、部屋で気軽に、あるいは施設等で体感型ゲームとして実用されるかもしれない。問題として、よりゲームの世界に入り込むということでゲームの種類や年齢にいかほどに制限がかかるのか。日本の場合Kinectの普及率の低さ。これは知名度等あるが、外国に比べ部屋が狭くKinectと距離をとるのが難しいなどある。
ゲーム分野だけでなく、さまざまな分野で応用の利く技術だと思うので、世にでてくるのもそう遅くないのではないだろう。私的に非常にたのしみである。
参考URL:http://japanese.engadget.com/2013/01/09/xbox-illumiroom/
:http://www.gizmodo.jp/2013/01/xbox3d.html
:http://www.youtube.com/watch?v=re1EatGRV0w