まず私はこの言葉を聞いたことが無かったので、『フィンテック』について調べてみました。
フィンテックとは、金融を意味する「Finance(ファイナンス)」と、技術を意味する「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、それらの融合による新しい技術革新のことみたいです。
要は、資産管理や決済、融資など、これまで金融機関がなかば独占的に行ってきたビジネスを
ITを活用することで、もっと便利にもっと身近に変えようという動きのことを指しています。
日本ではあまり普及してないようで、アメリカをはじめとする、多くの先進国では使われている仕組みだそうです。
たとえば欧米では以下のような使われ方をしているみたいです。
アメリカで、今年(2015年)春にも販売予定のカード型の端末です。
クレジットカードやポイントカードなど、最大8枚のカードを1つの端末で管理し、買い物に使うことができます。
このようにボタンを押すだけで、利用するカードを選べます。
これのおかげで、財布の中に何枚ものクレジットカードや、ポイントカードなどを持ち歩かずに済み、お会計もスムーズにでき、買い物が苦痛にならずに済みます。
日本はこれら欧米のように『フィンテック』の技術を利用することに消極的になっていたみたいですが、
近年ではベンチャー企業を中心にこの『フィンテック』の技術を取り入れている会社が増えてきたみたいです。
ここである会社が開発した『フィンテック』の利用例を紹介します。
この会社が開発したのは、面倒になりがちな個人のお金の管理をIT技術を使って一目でわかるようにするサービスです。
画像のように支出の内訳を分かりやすくグラフで出してくれるというものです。
これにより無駄を発見したりしやすくなると思います。
さらにこの技術の応用で個人の資産のシュミレーションを行うこともできます。
まず、複数の銀行口座やクレジットカード、保険などのお金の出入りを入力すると、自動的に取り込みます。
さらに家族構成や、子どもを将来どういう学校に通わせたいかなどを入力すれば、将来の資産がどのように推移するか、簡単にシミュレーションすることができます。
このシュミレーションで60歳になるころに資産が底を尽きてしまうことがわかります。
この結果から日々の生活を見直して支出の計画を立てることができます。
私がこの技術を見て思ったのは、このシュミレーションがもっと世の中に広がれば、日本の経済が大きく動いていくと思いました。
なぜなら、以前テレビで「日本人の個人の金融資産は1600兆円と言われているのに、これらの大半は全く動いていない休眠資産である」というのを見たからです。
もしこのシュミレーションが広がれば、多くの資産を持っている人が、新しい事業にお金を出してあげたり、以前よりも何かを買うことによって、経済はすごく成長できると思いました。
例えば、マンションを建てるのに融資すれば、建築系から土木系、またはそれによって周辺の街並みも変わっていき、どんどんお金が回ると思うのです。
この『フィンテック』の技術を用いれば、今低迷している日本の経済の大きく動かすことに貢献すると思います。新たに生まれている技術も用いればもっと日々の生活は楽に、そして未来の自分も楽にすることができると思います。
私は早くこのことが広まっていって日本の経済がもっと良くなればいいなと思いました。
フィンテック関連記事
http://www9.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2015/03/0303.html