G15057 クラウドファンディング

1つのアイデアを実現させる為、
インターネットを通じ不特定多数の人達から、
資金や協力を募る「クラウドファンディング」。

今回、
自分がとりあげる、
この資金調達手段を活用して成功したプロジェクトは、

「マンガサロントリガー」。
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堀江貴文(ホリエモン)氏が代表を務める、
レビューサイト「マンガHONZ」が、
「リアルでも作品を紹介できる、または語れる場が欲しい」という思いから
プロデュースされた、カフェバーだ。
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これについて調べている過程で、
まず驚いたのが、
企画当初このプロジェクトの目標資金額は800万円で設定されていたのだが、
わずか1ヶ月足らずで目標金額を上回り、12,638,000 円を集めた事だ。

1ヶ月でこれだけの金額を集められたのは、
他にもマンガ好きで語れる場所を欲していた人が多かったからなのだろう。

東京の渋谷に建つ、
「読んで飲んで語り合う」をコンセプトとされているこのカフェバー。

店内は、
落ち着いた雰囲気なのだが、
同時にマンガ好き同士が語り合えるフリーな
場でもあることを心がけているとのこと。
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置いている書籍は、
1タイトルにつき3巻まで提供されており、
約4000もの種類豊富なタイトルを揃えている。

世に埋もれた良著を、
もっと広く知ってもらう事に重点を置いており、
コンシェルジュ兼店長に頼めば、
そのタイトルの山から、
依頼人にあった運命の一冊を持ってきてくれるのだ。
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一部の作品には、
ポップにQRコードが印刷されており、
読み込むと購入ページに移れるように、
配慮されている。

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販売されているメニューの内容もユニークである。
『キンキンに冷えてやがるっ……!』という名のビールや、
『ダーリン、うちしあわせだっちゃ』とい名のラムコーク等、
メニュー名がわかる人には分かる小ネタを交えた名前になっている。
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『上官の食料庫から盗ってきた肉』という、
進撃の巨人のネタを元にした料理に使われている肉は、
盗んできた肉なので日によって種類が変わると言った遊び要素も含まれている。

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他にも、
プロの漫画作家による貸切イベントや、
ニコニコ動画を使いマンガについてのトークショーなども行われている。

マンガサロントリガーは、
漫画喫茶のような飲んで読んで癒される場というより、
漫画を通じてコミュニケーションを取る為の場である。

これを調べることによって、
漫画というコンテンツの可能性を感じ得た。

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