ここ最近AR技術が我々の身近なものとなった。その中の例をあげれば世界でも人気を誇るポケモンGOの存在が大きだろう。まずARとは何か、ARとは「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)」の略で、一般的に「拡張現実」と言われている。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というもの。
そしてARとセットでよくきくVRとは、「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、同じように視覚を利用する技術だが、ARが現実世界に視覚情報を重複表示させる「拡張現実」であるのに対し、VRはクローズドな世界(スクリーン)にリアリティを高めた視覚映像を投影する「仮想現実」だ。後者は「非現実の世界をあたかも現実のように感じさせる」効果があり、ARとはまた別で、むしろ対照的と言っても過言ではないだろう。
そんなVRとARだがビジネスの世界でも注目されており、VRについては企業で従業員をトレーニングするプイログラムを組み、例をあげれば特定の機械の様子をシミュレートし、リアルに一連の作業を体験することができる。このような学習ならば、従業員は実際に機械を初めて使用するときでも、知識や経験を得た状態で使うことが出来るというもの。ARについては家具メーカーのIKEAがアプリを出しており、買い物を簡単にするもの。ユーザーはアプリでIKEAの家具を好きな部屋に配置でき、部屋の中の物の場所を好きなように変え、互いに近づけたり離したり、好きな角度から眺めることも可能。実際に配置した様子が分からないため家具の購入をためらっていたユーザーでも、AR技術のおかげで、事前に見え方を確認することができ、家から出なくても良いという利便性がある。
製造業の競争的な環境では、製品の改良や新製品の開発は日々成長しており、VRとARを組み合わせることで、製品開発の様々な段階はシンプルかつ効果的になってきたと言える。例えば製品のプロトタイプ製作において、3D空間にVRを導入すれば完全なデジタル化が可能で、VRとAR技術によって多くの選択肢が生まれ、時間を削減するとともに不必要なコストも減らせビジネスにとって不可欠な技術となるのも時間の問題と思われる。コストを削減し、時間を節約し、顧客体験を改善できるものはどんなものでも急速に世界中へ広まり、活用されていくだろう。
そして個人的面白いなと思ったのはアイスのMOWを買ったらAR技術(多分これきっとAR)により高橋一生さんが出てくるというもの。森永乳業さんありがとう。今度買ってみようと思う。
http://mow-ice.jp/ar/
https://www.moguravr.com