2017年に日本での発売を開始したスマートスピーカーと呼ばれる音声認識AIがある。話しかけるだけで、音楽を聞いたり、天気予報の確認や家電操作ができ、拡張アクションで英会話学習もできる。主なシェアは音楽サービスが豊富なAmazon echo、Googleアシスタントと対応したGoogle Home、LINEメッセージが送れるLINE Clova WAVE、日本での発売はされていないが、音質に特化したApple HomePodだ。それぞれの特徴はあるものの、使い道はほぼ同じだろう。
アメリカでは2016年に安価に手に入るようになり、急激に市場規模が広がった。2018年には約38億ドルの売り上げが予想されている。このように海外では普及し始めているスマートスピーカーだが、日本ではどうだろうか。テレビCMで目にする機会も増え、認知度も上がってきている。現在、日本でのスマートスピーカーの普及率は8パーセント(2018年4月時点)でこれは新製品としては高い数値らしい。しかし、私は日本でのスマートスピーカーの定着は難しいのではないかと考える。私にとって最も近い音声認識AI はSiriであるが、使用したことは殆どない。Siriが正確に音声を認識することがほとんどないからだ。その点Siriに比べて、Google Homeは日本語認識率が高く、聞き間違いを殆どしない。また、家で使用するため他人の目を気にしなくて良い点はメリットである。しかしGoogle Homeを使用する際、毎回「ねぇGoogle (OK.Google)」と言わなければならない。そして私がSiriを使わない最も大きな理由が”無くても困らない”からである。Google Homeの機能も上記の通り、無くても困らないものだ。さらに家電操作をしようとするとスマートリモコンを購入しなければならない。
今後スマートスピーカーには新たな機能は続々と追加される予定だ。しかし家の中にいる間はスマートフォンを使わないという日はこないだろう。
参照
https://freelifetech.com/google-smart-speaker/
https://スマートスピーカー.com/articles/10