近年、知名度が上昇しているe-Sports業界。世界的にもゲームタイトルごとに大規模な大会が開催され、競技人口やイベントの観戦者数も共に上昇している。
そんなe-Sportsゲームである「IdentityV」という非対称対戦ゲームを実際に2年プレイし、これから広がる可能性について考える。
2018年にリリース開始した本作は、中国のゲーム会社「NetEase Games」が開発、運営している。
また、リリース当初既存のゲームとゲームシステムが類似していることからパクリ騒動になった、カナダのゲーム会社「Behaviour Interactive」により開発された「Dead by Daylight」、
この2つの会社は提携しており、そこで開発されたのがこのIdentityVになる。
この二つのゲームの差別化ポイントは、有料か無料か。キャラクターの親しみやすさだと考える。
IdentityVは基本プレイ無料。課金額と強さは比例しない。簡単に言ってしまえば無料でプレイしても自分自身のプレイスキルさえあればプロのe-Sports選手として活躍できるかもしれないということだ。
そしてキャラクターが可愛いと話題になり、女性ユーザーも多い。
この二つが魅力にもなるのではないかと考える。
私がリリース日から約二年プレイし、実際に大会にも出場していた時には、予選突破し、本戦からYoutubeで生配信、優勝者に公式グッズプレゼントという内容であった。
しかし、最近の世界大会では総額5000万円の賞金がかけられていた。
この賞金総額の上昇でさらに競技人口は増え、今ではゲーム内システムがより充実している。
そして、2020年度e-Sportsの専門学校ができ、そこではe-Sports業界の職種
・プレイヤー
・ストリーマー
・解説者
・イベント企画
・ライター
を目指せるカリキュラムが組まれている。
そして現役プロゲーマーが直接指導してくれるそうだ。
この先の未来、職種に当たり前にプロゲーマーが入ってくると考えられ、年々規模が大きくなり、知名度も上昇し続けるe-Sportsにより、CGや映像に興味がある学生がこれから先この美術専門学校にも来る可能性があると私は考える。