G21062 視覚化されるおもちゃ“ルートファインダー”

木製の脳トレパズル、ルートファインダー。このおもちゃにはアプリと連携する機能が存在する。

まず、このおもちゃの簡単な概要を説明しよう。ルートファインダーはその名の通り、木製のピースに描かれた線を繋げ、「道を作る」事が目的のパズルである。ゴールとスタートが設定され、導線を繋ぐようにしてピースをはめ込み、それらを繋ぐ道を探す、まさしくRoute Finderだ。

https://youtu.be/ED-kDw1Pmyw

このルートファインダーはアプリを利用し、カメラを使ってパズルを読み取る事で、スタートからゴールまで、自分で作った道を実際にキャラクターが通るアニメーションが再生され、自分が作ったルートの正誤が表示される。これによって幼児は自分が作ったものが正しいか正しくないのかを鮮明に把握する事が出来る。実際にキャラクターが通るというアニメーションも、スタートとゴールを繋ぐという遊びのルールをこれ以上なくロジカルに、わかりやすく知る事が出来る。さらにアプリを利用する事で、自分で問題を作ることも出来るという。

積み木やパズルなど、実際にモノを持って遊ぶおもちゃは、五感をフルに活用して遊べることから、物事を論理的に見て、想像し、組み立て、解決する能力を育む事に役立つ。そこにアプリとの連携を組み込む事で、おもちゃが持つ教育の力をより引き出す事が出来る。ルートファインダーはその一つの例であると思う。

このおもちゃを製造するのは兵庫に本社を置く、幼児向けの知育玩具を作る企業、株式会社エド・インター。木や布の天然素材にこだわり、幼児が口に入れても危なくないおもちゃが売りだ。

積み木もアニメーションも、どちらも至って単純な概念だが、単純であるが故に幅広く、わかりやすい。そのわかりやすさこそが、幼児向けのおもちゃに必要なものだと感じた。

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