AIには創造性がなく、デザイン領域への活用がなかなか進みづらいと思われている方も多いですが、さまざな知見や法則によって見やすさや使いやすさが追及されているデザイン領域では、比較的AIの活用性が進む傾向にあるそうです。
例)電通やサイバーエージェントはバナー画像をAIによって生成する取り組みを進めています。もし、この技術が発展すれば、一人ひとりに合わせたバナー画像をリアルタイムに生成し、購買意欲をさらにかき立てるマーケティングが実現するかもしれません。
デザイン領域のにおけるAIにフォーカスを当て、どのようなAIがデザインを変えようとしているのかについての事例も交えて紹介されています。
デザインにAIを導入するメリット
【デザイナーの仕事がAIで効率アップ】
簡単なデザインであれば、AIを活用して効率的に生成できる時代が来ようとしていてweb上のコンテンツ量が増加する中で、デザイナーの需要は今後、さらに増加していくと予想されています。
今後は、AIなどのツールを活用してデザイナーの仕事の負担を軽減したり、バナー画像など大量に作成が必要な制作物は、AIにまるごと任せてしまう時代も考えられます。
【デザインにかかる予算比較】
AIを使った時に実際どれだけコストを削減できるか。
デザインをデザイナーに依頼した場合と今回の記事で取りあげられたAIデザインツールをつかった場合のコストを比較した結果。
ロゴデザイン費用
デザイナーに依頼した場合 15.000~150.000
AIで制作した場合 20ドル(2203.95円)
ホームページ作成費用
デザイナーに依頼した場合 50.000~130.000
AIで制作した場合 (Wixの新機能ADIの場合) 0円
上記のことからもAIによるデザイン価格コスト削減は非常に大きいことが分かります。
ただクオリティーに疑問があったり、クライアントの細かな要望に答えれるケースは少ないかもしれません。
なのでコンテンツの重要性に応じて、AIデザインツールも活用していくことが重要です。
デザインAIの現状
adobeのツールにもAIが活用
webデザインを中心にAI導入が進む
3D設計のデザインにもAI
2D領域はAIの導入が進む
【ロゴデザイン】
logopony
https://www.logopony.com
上のサイトは簡単にロゴを制作できるサービスです。
内容としてはデザインしたい会社の名前等を入力し、好きな色等を選択するだけで幅拾いデザイン案を提案してくれます。
他にも
looka(ロゴ作成)
https://loola.com/logo-maker/
Wix(ホームページ作成)
https://www.wix.com/about/adi-get-access
FRONT-END.AI(ホームページ作成サポートアプリ)
https://tsungu.ai/
ADVANCED CREATIVE MAKER(バナー作成)
https://dentsu-ho.com/articles/6247
サイバーエージェント(バナー作成)
https://www.cyberagent.co.jp/techinfo/labo/ai/
デザイナーの仕事がなくなるかもしれない点について
デザイナーが活躍できる機会が縮小する可能性も否定できません。しかしデザイナーの仕事が完全になくなるわけではありません。
AIによるデザインは過去の大量にあるデザインを学習することで成り立っています。
そのためデザインがコモディティ化してしまうことも否定できません。
これからのデザイナーの仕事は今までとは全く違った質になるので過去の作品に縛られず自分独自の価値をデザインに発揮できるようなデザイナーが求められるようになります。
また、AIがデザインを完全に作るのではなく、デザイナーのサポートするサービスもあります。そのため、デザイナーは自らのデザイン活動にAIを取り入れることで、本来の仕事に集中することができるようになります。
デザインにAIを取り入れることで過去のデザインからアイディアを出し納得してもらうのは難しくなるかもしれませんが、AIのフォローも加わえることで本来の作業に集中できる時間が増えるのと新しいデザインも増えていくので主にサポート面としてつかえていけたら良いなと思いました。