ポケモンというものを知らない人は今現在、ほとんど存在しないと思う。
海外という広い場所で見ても幅広く知られていることがよくわかる。
このポケモン、様々なサービス展開をしているのだがやはり面白いと感じるのはポケモンのRPGゲームをプレイすることだ。今年の冬には大好きな作品のリメイク版が発売することもあり私にとっていま最も熱いコンテンツなのである。
私の興奮だけでなく海外でも熱いコンテンツとして扱われているポケモン。それほどまでに大きく成長した作品だが、数ある作品の中から何故群を抜いて人気が出たのかを今回は他ゲームや作品と比較のち、共通するヒットの理由を探ろうと試みた。
今回比較する作品は
海外進出に成功した作品
・ポケットモンスター
海外では思ったより伸びなかった作品
・ドラゴンクエスト
の計2作品を比較してみようと考える。
3作品の誕生年月日や累計出荷本数
目に見えてわかりやすい情報として、まず数字のグラフを用意した。
ここでは別ジャンルであるがポケモンと同じく海外進出に成功したゲーム
マインクラフトの本数も掲載している。
更に次はゲームの内容や目的を上げようと思う。
ポケモンは
ポケモンと出会い、旅をしながら最強のポケモントレーナーを目指すRPGゲーム
ドラクエは
勇者となって敵を倒し、姫を救うRPGゲーム
どちらもRPGゲームという同じジャンル、且つあまり変わらない目的をみると何故出荷本数に歴然とした差が生まれているのかがわからない。更に豊富なキャラクターが登場するのも変わらないのに何故なのだろうか。
海外ではかっこいいビジュアルが好まれる傾向にあるのだが、ドラクエのキャラクターは中途半端にかっこいいのか可愛いのかわからないキャラデザ、尚且つ世界観の崩壊、新鮮味のなさから売れなかったのが大きな敗因である。
対してポケモンは様々なジャンルのポケモンが身近なものをモチーフにした現実要素も含めることで、うまくバランスを保っているのである。
更にドラクエは敵と遭遇すると仲間にするにしても一度倒し切らなければいけないのに対し、ポケモンは倒し切らなくても道具を使えば捕まえられる新感覚のものを生み出した。
ドラクエはありきたりのゲーム内容かつ、ソロプレイ、ストーリーを理解しなければあまりわからなくなる複雑さがあるといったこともあり思った以上に伸びなかったのである。
つまりその真逆の要素、新しいバトルの形、人と協力して戦ったり交換する一部マルチプレイ、ストーリーを理解しなくてもなんとなく進められる自由度の高さを持って行ったからこそポケモンは売れたのである。
ここで先ほどのグラフで出てきたマインクラフトも軽く触れてみると
このゲームもまたポケモンと似たような要素が詰まっているのだ。自由度が高く人ともプレイできる新感覚のゲーム。
海外で進出するためには自由、協力、新感覚の3つが必要不可欠なのである。
自分も次回のゲームコンペ企画の際参考にしようと思う。