ドミノピザ×初音ミクさんのプロモーション
ボーカロイド市場はそもそも大きいのか?ところで、ボーカロイド市場は熱い!というようなざっくりとしたイメージはあるのですが、いったいボーカロイド市場というのはどのくらいのマーケットボリュームで、ミクさんとのタイアップがどのような影響を企業さんに与えているのでしょうか。まず、矢野経済研究所の「「オタク」市場に関する調査結果2012」(調査期間:2012年7月~9月)によると、ボーカロイド市場の規模(ボーカロイド関連商品含む)は、2010年が55億円、2011年度のボーカロイド市場規模は前年度比14.5%増の63億円、2012年(予想)が73億円となっています。「二次創作が活発に行われて市場が活性化していることや、ボーカロイドキャラクターの人気で様々な関連商品が発売されていることから、拡大が続いている。」とのことです。
では、ドミノピザさんが初音ミクさんとタイアップしたことで、得られた定量的な成果を現在ネットでわかる範囲でまとめてみたいと思います。【クチコミ量】ミクさんのキャンペーンが開始された3月7日のドミノピザを含むツイート量は6,603件(yahooリアルタイム検索)
しかし、ひとつ仮説として言えるとしたら、今回の初音ミクさんとのコラボレーションにより、スマートフォンアプリである「Domino’s App」のダウンロード数は大幅に伸びたであろうということです。 2011年時点でiPhoneとAndroidを合わせて22万件で売上が5億円。2012年の時点でアプリからの売上がリリースから2年で10億円、と書いてありました。以上より、恐らく現在は合計で「Domino’s App」は2013年時点で50万件以上はいっているのではないでしょうか
今回の初音ミクさんとのコラボは「Domino’s App」とは別アプリで、「Domino’s App feat.初音ミク」とのことですが、かなりのダウンロードがあったものと思います。今後、アプリによって囲い込んだお客様に第二弾、第三弾とキャンペーンを継続することで、アプリからの売上を増やしていくことができるのではないでしょうか。
また、初音ミクさんとタイアップをする際は、3月9日のミクの日やミクさんの誕生日である8月31日という話題数やCGMが活性化するタイミングに合わせることが重要であり、今回は3月9日に合わせていましたね。 結果として、ドミノピザさんは初音ミクさんとのタイアップをするにあたり、社内で曲を作ってみたり、調教師、絵師、動画師も社内から募集を行っています。
最後に 1部店舗では2ヶ月分が5日でなくなり、秋葉原店は売上が10倍になったらしいですらしいです。