g12043

数多くの分野で世界を驚かす表現を生み出すメディアアーティスト真鍋大度さん。私は知らないと思っていたけれどすでに彼の作品に感動させられていました。

 フィギアスケートのエキシビションPerfumeのライブ映像など、あ!これ見た事がある。と思った作品が多く、そういえばこれはどうやっているのかな、と疑問に思いながらテレビを見ていた事を思い出しました。その疑問に思っていた物をすべて同じ人が作り出したのだと知り驚きしかありませんでした。

 自分が関わる限り、何か新しいこと、誰もやっていないことを盛り込む努力を必ずする。と語る真鍋さんが次に取り組むのはラジコンヘリとダンサーの競演。「とりあえず、やる」と試行錯誤を繰り返してして作品を作り上げていく場面がすごく印象に残っています。ヘリを飛ばそうという発想もすごいと思ったけれど、なによりこうしたほうがもっと面白いんじゃないかと言って作り替えていく姿に驚かされました。そういった執着心が見る人に感動を与えるのでしょう。常に周りより先に進んでいる真鍋さんの作品はこの先もっと様々な形になって感動を与えるのだろうと感じました。

そんな真鍋さんが日々大切にしている事は週に1度大学の研究室や企業を訪ねて最先端の研究や機材に触れる事。新しい表現を生み出すためには最先端の技術に触れる事が大切なのでしょう。逆に過去に遡りどういった表現をしてきたかを調べたものをウェブサイトにまとめるなど表現に対し余念がないのです。

 私は真鍋さんの表現に対する姿勢を見る事によってたくさんの事に気付けたと思います。まず私は普段平面のデザインをしているのでそういった物にしか目を向けようとしていないという事です。視野を広くし、たくさんの事に挑戦していくことが自身のデザインの可能性を広げるのだと思います。そしてデザインをする上で妥協はしてはならないということ。見る人に面白いと思って頂くためには苦労を惜しまず徹底的に突き詰めることが大切なのではないかと思います。

〒545-0003
大阪市阿倍野区美章園2-23-9
© OCA Digital Design Course All Rights Reserved.