テクノロジー・発想力・プログラミングを駆使し、多くの人に感銘を与えているメディアアーティストの真鍋大度さん。
私は番組を見るまで真鍋大度さんを知りませんでしたが、perfumeのパフォーマンス映像を見て、ピン!ときました。以前からperfumeの演出を見ては、誰が、どんな会社が制作しているのだろうと気になっていたので衝撃的でした。
真鍋さんは、将来、あらゆる舞台でラジコンヘリが飛びまわり、ショーを盛り上げているだろうと予測していました。その未来を見据え、今、舞台でラジコンヘリを飛ばそうと試行錯誤を繰り返し、新しい道を切り開こうとしていました。その最中で真鍋さんが語った「失敗の中に未来がある」という言葉に重みを感じました。成功ではなく「未来」と表現した言葉の中に、想いが叶ったこと、叶わなかったことがあったのかなと考えたからです。しかし、真鍋さんは失敗の多い試作の段階が一番楽しいと語っていました。ただ単に失敗ができるからではなく、成功へ導けるように考えること、意見を出し合うこと、着々とできあがっていく様子。失敗を恐れないで、堂々と突き進んでいくことが「コツ」なのかもしれません。
また、残り1日でも別の手段が良いと考えれば、労力を惜しみなく注ぎ込み、作りこんでいるところを見て、すばらしい作品の生み出し方を知りました。
「とりあえず、やる」という言葉も、なるほどと思いました。ぴんとこないから考えるのではなく、ぴんとこないから実際にやってみる。確認する。行動も起こさずに考えすぎてしまう今の自分には足りない部分で必要な部分だと思いました。
最後に、真鍋さんにとってのプロフェッショナルとは?という番組からの質問に、プログラミングを駆使して、真鍋さんの考えがNHKスタジオに構築され、表現されていました。真鍋さんはメディアアートのプロ。プロと呼ばれるに相応しい徹底的に挑む姿勢に、これからも多くの人を感動させる素敵なものを生みだすのだと確信しました。
そんな真鍋さんのように、失敗を恐れず、こだわりを持ってデザインに励もうと思います。