スーパーコンピューターの性能と未来
私はスーパーコンピューターの存在は知っていたが、何がどう凄いのか、何をするためのものなのかは知らなかった。今回の授業で初めてスーパーコンピューターの性能や凄さを理解した。
日々成長するスーパーコンピューター。今も各国で競争し、開発され続けている。
現在では中国の「天河2」などに追い抜かれてしまったが、今回授業のビデオにでてきた「京」や「ワトソン」に私は充分すぎるほど驚かされた。
計算速度が毎秒1京回という脅威の計算能力をもつ「京」。つくるのに3日かかる新薬をたった1日でつくってしまったり、何万通りもある組み合わせを試し、将来つくるであろう薬をデータ化するなど、医療の分野でもその力を発揮している。
その中でも驚いたのが、バーチャル心臓だ。個人の過去のデータでつくりだしたバーチャル心臓は、今後かかる病気や余命までわりだせるという。コンピューターの中の心臓なので人体の影響の心配も無く新薬を投与し試すこともできる。これが人には出来ない機械の強みだ。人に出来ないことや、危険な仕事を変わりにロボットがすることで、人の暮らしはより安全で豊かになると感じた。
教えられた事しか基本的にできないコンピューターだが、人工知能をもつアメリカの「ワトソン」は、何度も練習を繰り返し、学習することで、人にしかない【ひらめき】までも学習し、見事にクイズで勝利した。考え成長し話すことのできる「ワトソン」をみていると“ロボットが友達”なんていう未来はそお遠くない話だなと思った。
ただビデオをみているうちに良いことばかりではないのではと感じた。
今は人の補助をコンピューターが行っているが、未来ではコンピューターの補助を人が行うようになるという。まるでコンピューターに支配されているようだと思った。
ビデオの中のアニメーションでは未来のファーストフード店では店員が一人や二人になっていた。コンピューターの性能がいいので人は必要なくなっているのだ。これは雇用問題にもつながりそうだ。
便利なものに囲まれて人が駄目になっていく、それはとても恐ろしいことだと思う。
そうならないために依存しすぎない事も大切だ。
性能の良いコンピューターと人が歩みよっていくバランスの良い未来。
それのためにはコンピューターだけでなく人も進化しなければならないのだと思った。