慈善事業と検索して調べてみると、「募金」というワードが多々出てきた。
募金といえば、コンビニや飲食店のレジなどでよく見かける募金箱を連想する。
しかし、オーストラリアの回転寿司企業「SUSHI TRAIN」では、日本では見ない少し変わった募金活動をしていた。
それは、回転寿司のレール上に「寿司の乗っていない空の皿」を混ぜると言ったものだ。
ドネート・プレートと呼ばれるその皿には、
寄付金額が書かれており、
レジで食事分の料金に加え、取ったドネートプレート分の合計金額を払うと言った募金形式である。
寄付の対象が日本の被災地であるこのプランは、寿司という日本の代表的な食文化を用いる事で、日本を連想しやすいようにデザインされた企画である。
普通飲食店でやっている募金活動は、会計の横に募金箱を置く、売上の何%を被災地に募金する等といった形で行っているのが多い。
しかし、それだと集客の為のキャンペーンだとか思われたり、募金活動をしたという実感が湧かない等といったマイナスイメージが起こりかねない。
お皿をレーンから取るという行為は、
自発的なものである為、この企画は募金する側の人間にとって自ら募金したぞという実感が湧きやすいように企画されている。
赤十字からの承認の上で行っており、
募金詐欺の心配も無く、
わずかな期間で💲15000以上集まったという。
日本円に直すと、大体1665000円くらいという大金である。
こういった手段の慈善活動は、今回初めて見たので自分にとっても斬新で面白く感じた。