クラウドファンディングとは基本的には見返りを求めず、あまり期待しすぎずにしないといけない、いわゆる投資である。
あくまで買い物ではなく投資をするということなので投資したプロジェクトが潰れたり失敗しても文句は言えない。
そしてゲームプロジェクトのクラウドファンディングの中にアーリーアクセスと言うものが存在します。
ゲームのアーリーアクセスとはいわゆる有料の体験版のようなもので、お金を払いそのゲームの体験版をプレイすることができるシステムだ。
通常のゲームは開発をしてからテストプレイやデバッグを重ねて正式版のリリースとなるが、アーリーアクセスを利用したゲームは開発してからアーリーアクセス版の配信、そしてユーザーによるテストプレイをしてもらい再度修正や開発を繰り返し正式版のリリースとなる。
一見手間がかかるように見えるアーリーアクセスシステムだがこれには様々なメリットがある。
資金面での援助はもちろん、例えばテストプレイがある程度ユーザーによって行われるので様々なバグやゲームバランスの調整をある程度見つけてもらえる、ゲームを開発するにあたってバグは絶対に付きまとう、そのバグを見つけてもらえるのは非常にありがたい。
しかしこのアーリーアクセスにももちろんだがデメリットも存在する。
例えばアーリーアクセスをそもそもプレイしてもらえるかという部分である、大手のゲーム会社ならばブランド力を利用することでこの問題はある程度解決できるが無名の開発チームが突然アーリーアクセス版のゲームの配信を行っても見向きもされないことが多い、なのである程度目を引くようなナニかを持っている必要がある。
他にはアーリーアクセス版に魅力を感じなかった場合や不満を感じたユーザーがいた場合、そのゲームは様々なものを通してバッシングを受ける、そうすることによってそのゲーム自体の評価が落ちその欠点をもし修正して正式版をリリースしても中々売れるとは言い難い、インターネットとは怖いものである。
話は変わるがそのアーリーアクセス版をプレイするユーザーにもリスクがある、アーリーアクセス版のゲームには通常プレイに支障をきたすレベルのバグや問題を抱えていることが非常に多い、僕自身アーリーアクセス版のゲームをプレイすることが時々あるが本当に酷いレベルのゲームもある、しかし返金などは基本的には対応してもらえない、アーリーアクセス版のプレイはユーザー側の同意によるものなのだから。