デジタルガレージは9月26日、世界最大のビジネス向けSNS「LinkedIn(リンクトイン)」を運営する米LinkedInと、日本でのLinkedIn事業の展開について協力することで基本合意したことを発表した。
LinkedInは、米国、イギリスなどでビジネスマン向けにサービスを展開。登録ユーザー数は2007年9月現在、全世界で1,400万人以上、日本でも約7万人に達している。LinkedInのユーザーは、ビジネスに関連する問題についてSNSを通じて意見を求めたり、専門家やコンサルタントに質問や相談することができる。また、そこから採用などのチャンスも生まれることがあるという。
しかし、Linkedinは米国や英国ではビジネス用SNSの中でもユーザー満足度がかなり低いのだ。
米企業の顧客満足度を指数で示す「米顧客満足度指数(ACSI)」(28日発表、対象5400人)によると、6年連続でソーシャルメディア企業が他業界の大半の企業より嫌われていることが分かった。ソーシャルメディア全体の満足度は100点満点のうち74点と、指数がカバーした40種余りの業界の中で、下位3分の1に位置している。
では、何故このような結果になったのか。
原因として主に2つの要因が上げられる
1つ目、「望まない繋がり申請が大量に届く」
数十人の専門職の多くが、つながり申請とそのリマインダーが大量に届くことに不満を訴えている。それらは面識がないばかりか、これから知り合いたいとも、つながりたいとも思わない人たちからのものだ。
2つ目、「使い勝手が悪い」
ユーザーの多くがこのサイトの使い勝手が良くないと指摘する。最も使いやすい設定にし、自分が手掛ける仕事を宣伝する最善の方法を見つけ出したとしてもだ。
なぜなら、Facebookのほうがはるかに簡単に投稿やビジネスページの宣伝ができ、仕事用としてはFacebookを多用する方が使い勝手がいいと感じているユーザーが多いからだ。
アップデートの公開・非公開や、コンタクトリストの表示制限など、細かな設定を理解するのに時間がかかると不満を訴える声もある。コンテンツのより有意義な分類を可能にするフィルターのかけ方を習得できないと話す人もいる。
このことからリンクトインはユーザーインターフェースを向上させ、より親しみやすいサイトにしたほうがいいのではないかと私は考える