まずはうつ病について紹介したいと思います。
現在の統計によると、世界の約3%の人がうつ病を患っている。つまり約2億人以上がすでにうつ病を患っているということだ。
うつ病といえば、不機嫌で暗い、しょんぼりしていて、人と話さない人を連想するかもしれません。しかしこれは多くの人の誤解です。誰もが楽しい時と楽しくない時があり、気分が悪い時は苦しくて、苦しくて、抑圧されて、深刻な場合は何もやる気がなくて、人と話したくないかもしれません。これらは「うつ」と呼ばれ、正常な心理状態です。しかしうつ病は脳機能障害の一種です。うつ病患者のうつはより長く続き、一般的には2週間以上、さらには20年から30年に及ぶうつが続く。そして調節できず、間隔がない。長い間この心理を続けると幻覚を引き起こすが、この幻覚は通常幻痛である。つまり、うつ病は人の心や肉体に大きな打撃を与える。最終的には人の命を絶つ考えを引き起こす可能性がある。そして、うつ病には非常に奇妙な特徴がある。うつ病は心理疾患に属するが、うつ病は通常突然発生し、ほとんどのうつ病患者がうつ病を発症するのに原因はない。家庭背景、社会的地位、物質的満足度とは関係ありません、理由もなく発症する。そしてうつ病は遺伝する可能性があります。
最近うつ病について、東京慈恵会医科大学の近藤一博教授らのグループが、うつを引き起こすウイルス遺伝子を発見した。うつ病はウイルスによるものであり、人の性格、心の強弱とは関係がないことを説明した。このウイルスはヒト胞疹ウイルス6号と呼ばれ、神経性ウイルスである。このウイルスは誰もが持っていて、免疫力が低下したときにしか繁殖しません。このウイルスは通常、ヘルペスだけを引き起こすと考えられていた。研究チームは、このウイルスが人の免疫力が低下したときに人の組織（嗅球）を攻撃することを発見した。さらに脳に影響を与え、うつ病になる。
だからうつ病は人の心とは何の関係もなく、うつ病を予防するには、良い生活状態を維持し、自身の免疫力を高める必要があります。
双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。激しい躁状態とうつ状態のある双極I型と、軽い躁的な状態（軽躁状態）とうつ状態のある双極Ⅱ型があります。
躁状態では、気分が高ぶって誰かれかまわず話しかけたり、まったく眠らずに動き回ったりと、活動的になります。ギャンブルに全財産をつぎ込んだり、高額のローンを組んで買い物をしたり、上司と大ゲンカして辞表を叩きつけたりするような社会的信用や財産、職を失ったりする激しい状態になることもあります。一方、いつもよりも妙に活動的で周りの人から「何だかあの人らしくない」「元気すぎる」と思われるような軽い状態は、軽躁状態と呼ばれます。
一方、うつ状態では、一日中ゆううつな気分で、眠れなくなったり、または逆に眠りすぎたりします。大好きだった趣味やテレビ番組にも関心がなくなったり、食欲が低下し、おっくうで身体を動かすことができないといった症状もみられます。
世界的には、双極性障害はおよそ100人に1人1) がかかるといわれています。日本では、500人に1人2) と、もっと少ないという調査結果がありますが、まだこうした研究が少なく、はっきりしたことはわかっていません。