G23007 バーチャルと現実をつなげる

近年、現実とは異なるバーチャルという現実ではないが、あたかも現実での出来事のような体験を味わえることができ、別世界であるような仮想空間などの「バーチャル」が注目を集めている。

この数あるバーチャルという世界で、バーチャル旅、バーチャルツアー、オンラインツアーというものがある。これらの共通点は、自身が移動しなくとも、バーチャルの空間を通じて、その場所に足を運ぶことのできるサービスだ。

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行に伴う国際線の運休や観光客の入国拒否などにより海外旅行ができなくなった。それにより窮地に陥った旅行会社がインターネットを利用し外国の観光地の映像を有料で配信することで、旅行の疑似体験を販売したことがオンラインツアーのはじめとされている。

バーチャルツアーでは物件や施設の内部を24時間見ることでき、不動産業界や旅行業界などで販売活動がされている。時間や交通費用が抑えられ、より多くの顧客にも対応可能となっている。しかも画像や映像に比べてバーチャル空間なので雰囲気や世界観などを伝割りやすく印象に残りやすいのもポイントである。

このように現段階でもバーチャルと現実のつながりがあるのだが、私は高齢者の方たちに使用してもらうべきだと考える。

年齢が上がっていくごとに身体機能は低下していく。そしてネットワーク社会の現代の情報に置いて行かれている場合が多いのではないかと私は思っている。

そこで私たちがバーチャルの魅力や仕様の仕方を伝え、実際に使ってもらい、実際に触れてみてもらうことが大切なのだ。

そうすることにより足腰が不自由で外に出る頻度が少ない方や出られない方にもバーチャルを通じて、あらゆる世界を見てもらい、今自分のできる幅を広げ、楽しみを増やすことができるのではないかと考えている。

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