ご当地キャラ G15042

ふなっしーは、千葉県船橋市在住の梨の妖精という設定のマスコットキャラクターである。着ぐるみと中の人が一体となり、地域おこし活動のほかにタレント・歌手・声優としても活躍している。

2011年11月、船橋市名産の梨をモチーフにして、船橋市民が個人的に始めたご当地キャラクターいわゆるゆるキャラで、当初は船橋市役所などに売り込んでも受け入れてもらえなかったが、自主的に参加した地域イベントなどでの活動や、インターネット上の活動でじわじわと浸透し、2013年2月のCM出演を機に一気にブレークした。市や県からは公認されていないものの、その人気と高い知名度ゆえ、船橋市のみならず千葉県や日本政府の公式なイベントや企画に起用される機会が多い。

両親は普通の梨の木で兄弟は全部で274体あり、ふなっしーは4男で56番目の弟にふなごろーがいる

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当初、ふなっしーは着ぐるみの中の人がキャラクターの声で話すことはなかったが、アテンドなしで個人参加したイベントで、中の人がキャラクターを演じながら話すスタイルが始まった。中の人は裏声のような甲高い声で話し、その口調は饒舌で笑いを誘い、語尾や文末に「なっしー」を多用しながら、「ヒャッハー」などと奇声をあげたり、観客に「梨汁ブシャー」との言葉をかけたりする。また、「ゆるキャラらしくない俊敏な動きが不気味」と地元の千葉日報が評したように、2段ジャンプや回転跳び、ヘッドバンキングなどの連続した激しい動きなど、特定の人物以外は中の人が務められない動作が特徴的である。このため、ふなっしーの中の人は入れ替わることが不可能で、複数体が同時に異なる場所でイベントに出演するのも難しい。すなわち、ふなっしーは着ぐるみと中の人が一体の「タレント」であるとの見方もある。

このようなブームの火付け役となった奇怪なゆるキャラのおかげで全国のご当地キャラ、またはゆるキャラに幅広いレパートリーが増えたのではないかと私は考える。

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