【G12049】(テスト課題)新しいゲームの可能性

昨今のテレビまたは携帯ゲームで重要視されているもの、売りとして宣伝しているものといえば、
3Dや高画質なグラフィック、人気声優によるフルボイスなど。
ストーリー、キャラ、BGM、世界観、グラフィック、 システム、難易度、爽快感、自由度…いろいろあるが、
やはりそれらを追求する目的は、ユーザーがゲーム中に感じる臨場感ではないだろうか。
対戦ゲームやシューティングゲームなどでは特にそういう迫力は重要視されるだろう。
自分がまるでゲーム内の出来事を体感しているような錯覚を起こさせることで、ユーザーのさらに興奮は高まる。
そのための技術は現在の段階でも相当レベルの高いものである。

そこで、これからは自身が体感しているような臨場感がさらに高められていくことが予想される。
もっと、人間の五感を利用するのである。今のレベルでも十分だと思われる視覚、聴覚による臨場感に加え、
触覚、味覚、嗅覚をも感じさせる家庭用ゲーム機がそろそろ出てもいいのではないかと私は考えている。
そうなると、専用のテレビなんかも必要になりそうだが、そこは日本の技術と商売上手さですぐに開発されCMされ広まるだろう。

嗅覚を利用したエピソードでこんなものがある。
2005年、ヴァージンシネマズ六本木ヒルズなどの一部上映館で、「チャーリーとチョコレート工場」の上映中
樽からチョコレートが溢れるシーンに合成のチョコレートの香りを指定席40席の座席の下に香り発生装置からチョコレートの香りを発生させた。
映画を観ていた観客からは「どこから臭いがするの?」スクリーンから香りがするのなど歓声があがり、映画が終了後には
嗅覚が刺激され、食べたいと感じた鑑賞客により映画館の近くのコンビニなどから、チョコレートがすべて売れて消えたらしい。
採用された放香システムは、アメリカのセントエア社が開発した「アロマトリックス」と呼ばれるもの。
そのwebサイト
http://www.promotool.jp/business.html

また、東京デズニーランド内で見ることのできる3Dアニメーション「ミッキー、フィルハーマジック」では、
3D映像だけでなく、シーンに合わせて観ている人たちに風が吹いたり、水滴が実際に落ちてきたりする。
また、料理の場面では素材の香りがしてくるのだ。
つまり、3D映像+臨場感を追求したアトラクションになっている。
観客はその新しいアトラクションを体感して興奮し、驚きと歓声をあげる。。
動画 http://www.youtube.com/watch?v=jUke-AzFWBY

家庭内で水を出すようなゲームは難しいと思う。床も汚れる。が、風や匂いは実現可能のように思う。
3D映像に触れることができるようになることも、私は楽しみにしている。育成ゲームや恋愛シミュレーションなどの、
架空の愛しい存在に触れることは誰もが望んでいることではないだろうか。
ただ戦闘ゲーム内で、触覚を体感したい人もいるだろうが、斬るや蹴る殴るという感覚を味あわせるのは気が引ける。
子供にやらせるとなると冗談じゃないと、くせにでもなったらたまったもんじゃないと親の立場にしては思う。
適切なシーンで適応されることを希望する。

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