ドローン G17034


はじめに。ドローンといえば、まず思い浮かべるのは空撮用のドローンだろう。これまではクレーンを用いたり、ヘリコプターなどを用いての撮影で非常に高コストだった。だが、ドローンの登場で本来立ち入れない場所にもドローンが入り撮影することが可能になったり、ドローンを用いた撮影で低コストが実現されたり今やドローンは空撮の救世主とも言える能力で注目されている。ドローンは様々な分野で注目され始めていて、例えば配送やドローンを用いた健康診断などが考案されている。その中でも私が注目したのは農業にドローンを用いるという技術だ。

・農業×ドローン
農業技術は2050年までに70%の生産率向上を実現しなければ、現在の人口増加を支えきれないと言われている。この農業技術にドローンが加わったら革新が起きるのだ。日本では農業にヘリが用いられることがあり、ヘリによる農薬散布が行われている。しかしこれは非常にコストが掛かり、代わりにドローンでの農薬散布ができないかということに注目されているのだ。すでにドローン最大手メーカーのDJI社から農業用ドローン「AGRAS MG-1」を発売している。この農業用ドローンは液体の農薬や肥料、除草剤の散布を高精度に適正な配合で行うことを目的としたもので、10kgの液体を搭載することが可能なのだ。しかし、産業用無人ヘリに比べてドローンには下に吹き付ける力が弱いために、所定の農地以外への散布や散布する農薬の濃度の課題などが山積みだ。
・AI×ドローン
NVIDIA社はフレームワークと呼ばれるAI学習モデルを用いて、AIドローンによる自律的な飛行が、ドローン産業における大きなチャレンジだと捉えている。
今のドローンは人手による操縦の補助するためにカメラや赤外線センサーなどで操縦者に警告や回避停止などの処理を行っている。だが、それもすべてAIが考えて飛行すれば、人手は必要でなくなりより便利な世の中になると思うのだ。
最後に。日本では自給率がものすごく低く、農業などはやる人があまりいない傾向にある。輸入に頼り切っていてはいざというときどうなるかわからない。そこで、農業用ドローンにAIが搭載されて、農業家の手助けになれば自給率は高くなるのではないだろうか。ますますドローン技術に注目しなければならないと思う。

参考サイト
医療や農業など、ドローンが新たに活用される7分野を紹介
https://dronetwork.media/newfield/introduction.html
NVIDIAのAIドローンが新たな自立飛行を目指す
https://www.dronetimes.jp/articles/2814
「農薬散布」「精密農業」「害獣対策」のドローン活用の今とこれから
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34035

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