プロジェクション・マッピングとは、ビデオやCGなどの映像を、プロジェクターによって直接建造物・自然物などを含めた立体物に投影する表現手法である。
音楽や効果音を加えることによって空間そのものをデザイン・演出してしまう。
日本では長らくアートと捉えられてきたが、ビジネスへの利用に対する関心が高まってきており、今後より一層普及していくことになると思われる。
プロジェクションマッピングはビジネスシーンによく活用され、それはイベント、ショーとして多くの人を集められる力がある。また、プロジェクションマッピングを記録した動画はwebでバイラル(口コミを利用し、低コストで顧客の獲得を図るマーケティング手法)しやすい特性があり、事後に公開することによって多くの人の目に触れることができる。
私が面白いと感じたものをここで紹介する。
◆New balance sneaker Projection mapping_01
ニューバランスのシューズが、様々な色に変化していきます。これは、企業が制作したものでなく、プロジェクションマッピングを学んでいる一般の人が制作した動画なのだそうだ。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=1&ved=0CDEQtwIwAA&url=http%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DxrJCSJudmEg&ei=8wJ_UY6qIce2kAWBwYDwBA&usg=AFQjCNFwN6r3lDfQwiGUA9195btp_bf5qw
映像だけで、それもパフォーマンスとして商品のカラーバリエーションを見ることができる。これを店頭に置き、ユーザーが自分で色や模様を変えて商品選びをできたらなんて楽しいだろう!近代的!そんなお店行きたい!
そしてこれは、渋谷ヒカリエで行われた「氷結SUMMER NIGHT」。キリンビール「氷結」と商品のイメージキャラクターを務めるPerfumeが展開する「セカイガ キラキラ ハジケル SUMMER PROJECT」の1つとして開催されたライブイベント。この技術を使ったライブイベントは世界初だそう。
http://v.youku.com/v_show/id_XNDM0Mzc0MzMy.html?x
(これ、プロジェクションマッピング紹介のページで見たんですが、ホログラフィックという技術らしい…別ものですか?)
欧米では、新しい表現として数年前からビジネスシーンに活用されているようだ。だが作品として見ると、観客が『観て楽しむ』ものが多いように思えた。それでも十分人は集まるのだろうが、KDDIが開催したイベント「FULL CONTROL TOKYO」
http://www.youtube.com/watch?v=ssAS0bwgegw
のようなユーザー参加型のものが特に面白いと私は思う。もっとビジネスに活用は出来ないだろうか。
あとこれはビジネスに活用というより、芸術作品に思えたけれど面白かったので是非。
360° 3D Mapping Projection with Rabarama
http://vimeo.com/m/62324734
どんな形のものにでも写せるんですねえ。