お菓子と連動した効果的なプロモーション手法として、洋菓子メーカーのモンテールと学研教育出版のコラボレーション企画についてレポートしようと思う。
これは、スマートフォン事業を手がけるアララ株式会社が、独自に開発した ARアプリ「ARAPPLI」を使って企画したものである。 ARAPPLIをダウンロードしてモンテールの商品のパッケージにあるQRコードを読み込むと、スマートフォンの画面上に絵本が現れ、学研の子ども向け人気絵本「ぴよちゃん」を3Dや音楽で楽しめる、というものだ。
モンテールにちなんだオリジナルストーリーや、ARフォトフレームでぴよちゃんと一緒に撮影したものをSNSで共有できたりなど存分に楽しめるコンテンツとなっている。
昨年5月に第一弾が配信され、第二弾やイベントなどを経て、11月に第三弾の配信で締めくくられた。
ARを使うことによる話題性や、SNSの拡散機能を活かしたこの手法は、現代ならではのプロモーションである。もしこの話題性と拡散機能どちらかが欠けていれば、認知度は上がりづらいだろう。プロモーション手法において、この2つの要素は重要に感じた。
モンテールの商品の売り上げ貢献や絵本「ぴよちゃん」の知名度の上昇、アララ株式会社のARアプリ「ARAPPLI」普及の促進、親子のコミュニケーションが増えるなど、関わる人全てにメリットがある実に効果的なプロモーションだと思う。
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