PerfumeのPVやライブ演出など、様々なメディアアートで活躍されている真鍋大度氏。
私は今、webデザイナーを志している身であるので、 スタイリッシュで近代的な作風の真鍋氏が手がけた企画のwebサイト、「Perfume Global Site #003 」を今回取り上げていきたい。
まずこのサイトの説明をしよう。
このサイトは Perfumeの世界デビューを記念して行われたプロジェクトの1つで、ファンとヨーロッパにいるPerfumeをつなぐことをコンセプトに企画されたものである。
ツイッターと連動しており、#Perfume_umというハッシュタグをつけツイートすると、1ツイート1ポリゴンでPerfumeの3人の3Dモデルが出来上がっていき、3000ツイートで完成するしくみだ。
そして出来上がった3Dモデルに対してファンが自由にアニメーションやグラフィックを投稿することができ、投稿されたものが実際にPerfume初のヨーロッパ公演である「Perfume WORLD TOUR 2nd」にてプロジェクションマッピングに使われる。
この公演については前の記事でも記述したが、クリエイターだけでなくファンの人々とともに舞台を作り上げるような形になっているのである。
現在このサイトの映像の円盤(?)部分をクリックするとファン達のつくったグラフィックを見ることができる。
ツイート数で3Dモデルが出来上がっていく、という発想はプログラマーならではだ。パフォーマンスにもクリエイターからの一方通行ではなくファンと一緒に作り上げることが可能なのだとこのプロジェクトをみて学んだ。
そしてなにより私が気に入っているのはこのサイトのかっこよさである。
Perfume らしい機械的な効果音や、読み込み中に表示されていた数字が紙のようにくずれていく演出、ヨーロッパの Perfumeのもとへファンが作ったデータ(想い)が向かっていくかのような映像。他にもフォントや字の配置など細部にいたるまで洗練されている。
こういった映像的なwebサイトを勉強をする際、是非とも参考にしたい。
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