G13015 パワードスーツHAL

 身体機能を改善・補助・拡張することができる、世界初のサイボーグ型ロボッHAL®。身体にそれを装着することで、「人」「機械」「情報」を融合させ、身体の不自由な方をアシストしたり、いつもより大きなチカラを出したり、さらに、脳・神経系への運動学習を促すシステムである。

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 サイバニクス技術の第一人者である筑波大学大学院の山海嘉之教授が1991年に基礎研究を開始。2004年にはさらなる研究開発のため、山海氏をCEOとする筑波大学初のベンチャー企業・サイバーダインが設立された。

 HALの種類は両方の脚をアシストする両脚型と、右または左の脚をアシストする単脚型の2種類存在する。

 使用方法として、まず歩きたいと考える。そして身体を動かそうとするとき、脳から神経系を通じて体に流れる生体電位信号を、ロボットスーツが、皮膚表面に貼ったセンサーにより検出する。その信号がロボットのコンピュータ送られ解析、各関節部のパワーユニットが動く仕組みになっている。

 このロボットは現在、介護やリハビリ、重作業目的で使用され始めているようだ。ベッドの上でも装着ができ、寝たきりを強いられている患者もその意志さえあればリハビリが可能だということだ。

 現在はおもに医療分野に使用されているが、そこにスポーツもプラスしてみたらおもしろいのではないかと思う。リハビリ中の患者向けのイベントとして運動会を開く。このロボットをサポートに玉を投げたり競歩をしたり。リハビリ=辛いものというのは確かなことだろう。だがそういったイベントを入れることによって患者のモチベーションを上げ、精神と身体の早い回復にも役立つのではないかと思う。

 2013年8月5日、欧州における医療機器の認証を取得したと発表した。これにより、EU全域でHALを医療機器として販売できるようになった。これからのHALの飛躍に期待したい。

 

 

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