TwitterやFacebookなど、様々なSNSが世にでてきた。それに伴い人々のコミュニケーション法も目に見えて大きく変化している。そしてそれは友人知人同士に限らず、会社内の情報伝達にも影響を与えているようだ。
社内SNS、というものがある。社内のみに閉じられたFacebook、とイメージしてもらえば分かりやすいかもしれない。タイムライン(掲示板)に情報を書き込むことができ、それに対して他の人はコメントをつけることができる。まわりの反応がリアルタイムで分かるので、わざわざ会議を開かなくともちょっとした内容ならSNS内ですむ。チャット機能で個人や特定のメンバーと情報のやりとりや相談をすることもできる。
特に社内SNSにおいて「タイムライン」という機能は大きな利点になるのではないだろうか。
従来、社内での情報共有方法は大きくわけてメールと会議の二つがある(学生なので詳しくは分からないが)。メールでは情報をどこまで共有すべきか曖昧な場合、人によっては関係のない情報が大量に送られてくる、という事態になりかねない。そのため些細な内容のものは送りづらい。そして会議は、情報の共有や相談のためといっても気軽に何度も開けるものではないだろう。
ここで社内SNSのタイムラインを利用すれば一気に効率的なものとなる。
まず一つ目、タイムライン方式によりどんな情報があるのか一目で分かるので情報の取捨選択が容易になる。
そのため、個人が気づいたちょっとしたこと、例えば今こういった商品が売れているようだ、あの会社からこんな新商品がでていた、といった内容のものも気軽に投稿できる。
そして二つ目、そういった情報を手が空いたなどにいつでもみることができる。
つまりリアルタイムで情報が得られるので、最初の方にも書いたが会議を何度も開かなくて良くなる。
三つ目、投稿された内容に対してすぐに反応を返すことができる。
例えば誰かが何か失敗をしてしまったり、探し物や悩み事がある場合、それに対してこうすればいいというアドバイスや付加情報などの反応がすぐに返ってくる。SNS特有の気軽さがあるため、メールよりもたくさんの情報が集まる可能性が高い。
逆に社内SNSでの注意点を挙げるとすれば、情報を見逃してしまう可能性があること、情報発信を積極的に行っていかなければこのシステムの意味を成さないことだろう。
今回この社内SNSにおいて私が感じたことは、こういったSNSやシステムなど新しいものを考えるとき重要なのは「効率」だということだ。
それを使えば今までより効率が良くなる、物事をスムーズに運ぶことができる、といったものがたくさんの人に利用されるようになる。
改めて見ると当たり前のことのようだが、私が将来何かしらシステムを考えるとき「効率の良さ」を重点的に練ろうと思う。
<参考URL(社内SNSの例)>