G13023 多様化するコミュニケーション行動

皆さんは、普段どのような手段でコミュニケーションをとっているだろうか?

直接会う、電話をする、メールをする、SNSを介してやり取りをする・・・

技術の進歩と、様々なメディアの発達により、スマホiPadといったデバイスで簡単にいろんな人とコミュニケーションをとる機会が増えたのではないだろうか?

 

実際に私もその中の一員である。

 

私は学校以外では家にいることが多いため、パソコンを開いている時間が長い。

ネット上にリアルではないもう一人の「自分」を作り上げ、ネット上の人とやり取りをしている。そのやり取りの方法は実に様々だ。

先程挙げた、「SNS」を介してチャットをしたり、「音声通話」を介して普段話すことのないような人と会話をしたり、某動画サイトの中の生放送と言われるもので配信して、リスナーさんと会話をしている。

 

近年では若者層を中心的にコミュニケーション行動が多様化し、人との対面コミュニケーションよりもこういったメディアの方が好まれるといった機械親和的な傾向がみられると言われている。

 

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メールやSNS等、手段を使い分ける行動も出てきているが、これらのコミュニケーション行動と密接な関係を持つサービスの利用が活発になるにつれて利用者のコミュニケーション行動そのものの変化はあったのだろうか?

 

 

まずこの以下のデータを見て頂こう。

 

情報のメディア利用時間の変化

平成22年には、コミュニケーションツールの上位が「通話する」から「サイトを見る」に

平成17年の全体シーンにおけるコミュニケーションツールの利用時間の上位は、

1位「メールを読む・書く(携帯電話)」(15.65分/日)、

2位「通話をする(固定電話)」(11.71分/日)、

3位「メールを読む・書く(パソコン)」(11.65分/日)であったが、

平成22年では、

1位「メールを読む・書く(携帯電話)」(20.55分/日)、

2位「メールを読む・書く(パソコン)」(19.73分/日)、

3位「サイトを見る(パソコン)」(18.64分/日)となり、時間をかける行動に変化がみられる。

 

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このデータを参考として言えるのが、コミュニケーション変化とは、「情報化社会」と密接な関係を持つことである。

 

意思伝達の方法はSNSを経由した方法に移り変わっている。

LINEやメール、SNSに意思伝達を投稿するのも手段のひとつといえる。これ等のメリットは「素早く」「膨大な情報を」「大勢のユーザーに伝えられる」事だ。

 

逆に「情報化社会」の問題点は、その膨大な情報を一度に漏洩すると、サイバー犯罪等新たな犯罪や事件が発生したことにある。

 

 

またコミュニケーションとは、仕事以外に友人関係においても重要だ。

ツイッターfacebookやLINE等の浸透によりコミュニケーションの幅は増えた。

だがそういったメディアにより直接会って話す機会が減少したのも事実。

LINEいじめや、ブログ荒らしも増えている。

直接相手の顔が見えない分、様々なトラブルの被害にあう可能性も十分にある。

 

 

「情報化社会」は今の私たちに手放せないが、弊害も起きている。

その弊害から大事な情報と、最も大切な自身を守るためにも学校教育段階の子供たちに適切な利用を教える一方で、自分が何気なく発言する一言により周りにどんな影響が出るのか、もう一度よく考え直す必要がある。

情報管理においても各個人が意識を持って管理することが望まれる。

 

 

メールやSNS等便利なものが多様化するなかで、「直接人と話し合う大切さ」を忘れずに様々な方とコミュニケーションをとっていきたい。

 

 

 <参考URL>

 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h23/html/nc213100.html

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