文字を打つことさえめんどうくさい。そんな理由でメールを打つことが少なくなっている若者も多いのでは ないだろうか。LINEも然り。これの場合は既読済みが開いてにわかってしまうチャット形式のため、すぐに文を返信しなくてはいけないという焦りが生まれ、便利なツールではあるものの煩わしいと思うこと多々ある。LINEにはスタンプツールというものがありそれにより文字を打たず、その1つのスタンプで伝えることもできている。スタンプの種類も豊富で、喜怒哀楽を表すもの、了解の意を表すもの、など1パックに40〜80ほどの種類で配布されている。
アメリカのKickstarter社によって開発された「TeleSound」は、さまざまな絵文字を短なサウンドで表現しそれを送受信して楽しむ受話器型のアイテムである。
使い方は専用のスマホアプリからサウンドを送信する相手を選び絵文字を選んで送るだけ。そうするとTeleSoundがそれを受信し音が鳴り出すというものだ。使える絵文字サウンドは1000種類もあり、複数組み合わせて送信することが可能である。
どういったシチュエーションで使用するのかというと、例えば家族間で、母親から夕食の用意ができたという意でごはんのスタンプを送る。すると別の部屋で勉強等をしている子供はそれを聞き食べにくる。など。受信者は画面を見ずとも会話をせずとも耳から情報を共有をしようとするユニークなツールである。
基本的に送信者→受信者という一方通行なコミュニケーションの取り方になると思われるが、サウンドもどこかで聴いたことのあるものが多いので音だけで双方コミュニケーションがとることも可能だろう。
手紙、電話、メール。コミュニケーション方法は常に進化し続けている。文字を打つのがめんどうでスタンプ機能を使用すると問題を取り上げたが、文字を打たなくても絵と単語だけで私たちはコミュニケーションが取れるということでもある。これからまだ省略されていくのかもしれないが、伝わらなければただそれは消えていくだけである。またどのように進化していくのか楽しみである。
参考URL:http://www.telesound.me/sound-samples.html
http://kenz0.s201.xrea.com/weblog/2013/03/telesound.html