G14-031 現代社会のコミュニケーションスタイルについて

1.はじめに

 コミュニケーションにはさまざまな形がある。手紙を書いて誰かに送ったり、直接本人と話したり、電話やメールで用件を伝えたり、ソーシャル・ネットワーク・サービス(通称SNS)を利用したりと、今私が考えつくコミュニケーションの方法だけでもたくさんある。

 そこで私はそれらを利用する人々は、年代により利用率が異なると考え、学生が多い10代とその親世代が多い50代の特徴を取り上げることにした。

 

2.ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS

 SNSは、人と人が簡単に繋がることができるサービスで、参加しているユーザー同士が幅広くコミュニケーションを取ることが可能である。ここ最近メディアでよく耳にするSNSだが、日本ではどれぐらいの人が利用しているのか疑問に思い調べてみた。

 総務省の年代別の利用率によると、一回でも利用したことがある人が10代で76.3%、50代で36.3%である。このことから、10代と50代では利用率が約半分違うことがわかるのである。

 SNSの中でも一番利用率が高かったものが双方ともにLINEである。LINEの利用率は、10代が80.3%、50代が22.3%で有り、10代の8割がLINEを連絡手段に用いてコミュニケーションを取っていることがわかる。逆に50代は2割しかLINEを利用していないのである。

 このことから、10代と50代では別の方法でコミュニケーションを取っていることが考えられる。このことを元に50代の連絡手段やコミュニケーション方法を調べてみたところ、50代の携帯電話とスマートフォンの利用率は、携帯電話が59.6%、スマートフォンが9.3%であった。50代では約1割の人しかスマートフォンを所持していないことが伺えるため、LINEの利用率が低いことも納得の結果である。

 

3.結論

 現代社会のコミュニケーション方法はたくさん有り便利になってきているが、このように10代と50代を比べてみて、時代について行ける人やついて行けない人、年代や性別などによりコミュニケーション方法が異なることがわかった。若者が便利だと思っていてもそれを便利だと思わない人も居るので、それはこのままで良いのか考えなおす必要があると私は結論づけた。

 

4.参考文献

総務省(参照2014/12/13)

<http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc122310.html>

・平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(参照2014/12/13)

<http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2014/h25mediariyou_1sokuhou.pdf>

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