インターネットで資料を調べた時に偶然「O2O」(オーツーオー)という言葉を知りました。O2Oは「Online to Offline」の略で「On2Off」と表現されることもあり、意味はネット上からネット外の実地での行動へとうながす施策のことや、オンラインで情報を受けてオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策のことです。最初は普通の通販のようなものと思いましたが、詳しく調べたら、一般的には実の店舗がオンラインで割引クーポンやサービス追加クーポンを提供したり、foursquareなどの位置情報サービスによって積極的に店舗の認知や来店をうながしたりすることを指します。元々はビジネス範囲の施策行為ですが、以下の二つの実例から見てネットやWEBとの連動にも繋がっていると思います。
①ネットxアプリx道路看板広告——コカ・コーラのプロモーション
2、3年前にコカ・コーラはこのようなキャンペーンを行いました:ユーザーはコカ・コーラが提供するスマートフォン用のアプリ「Enjoy Coca-Cola with」をダウンロードし、名前を登録します。すると位置情報をアプリが把握し、道路上に設置してあるコカ・コーラの看板に近づくと、そのタイミングで看板の電光掲示部分に登録された名前を表示します。このアプリはリリースした日からイスラエルのappストアのランキングで1位と、ダウンロード数は10万回以上を記録し、キャンペーン期間中のコカ・コーラの売上は7%アップしたそうです。
参考資料とビデオ
http://adgang.jp/2013/08/36803.html
②SNSxパッケージ
この実例もコカ・コーラのキャンペーンです。中国では「Weibo」というfacebookのようなSNSがあります。今の中国でこのタイプのSNSの中では利用している人数が一番多いSNSです。去年の時、コカ・コーラはWeiboでの自社のHPでキャンペーンを展開しました。ボトルにある大きな「CocaCola」の文字をネットでの流行語に変えて販売します。それに、12本を購入したら1本のボトルにある文字を自由に変えて製作して発送します。コカ・コーラを飲む人はほとんど若者です。若者達向けのネットでの流行語を使うことも、独自なボトルを持っているのも、面白くて新鮮なことなので、一時的に話題になりました。もちろん売上もアップできました。
キャンペーン期間「Weibo」に掲載されたデジタルポスター資料
http://www.damndigital.com/archives/105055
この二つの実例は共通点があります。それはネットやSNSを利用し、他のメディアと連動してプロモーションをすることです。それにオンラインの情報によって、オフラインの行動をうながします。その後も写真を撮ってネットにアップロードしたり、友達に教えたりして、情報はまたオンラインに戻ってリングになります。こいうように情報を段々広げて、これもインターネットのパーワーではないでしょうか。