G14037 ARについて

 

AR事例を調べる中で今回私が注目したのは、
ARを使ったぬりえアプリです。
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江崎グリコ株式会社は映画「STAND BY ME ドラえもん 」とのコラボキャンペーンで、
「ARぬりえ」が楽しめるお菓子の販売を行った。
お菓子の袋にドラえもんのぬりえが付属し、好きなように色を塗った後に専用ARアプリで見ると、
ぬり絵カラーそのままの3DドラえもんをARで楽しむことができる。
お菓子の種類によって「ARぬりえ」の絵が異なり、3Dドラえもんも絵に合わせたさまざまな動きを見せてくれる。
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手順としては、どらえもんお菓子

①まずドラえもんとコラボしているグリコの対象商品を購入します。

商品によって、ついてくる台紙のイラストが違います。

 

ぬりえ台紙
②パッケージの台紙の内側がぬりえになっています。
塗ったどらえもん

③ペンで好きな色を塗ります
アプリ

④塗ったものを専用アプリで読み込むと・・・

 

ARドラえもん

⑤塗ったドラえもんが飛び出して、更に動き出します!

ただ最初から色のついたキャラクターが動くだけではなく、自分が手を加えることによって
自分だけのドラえもんを作りだすことが出来ることに面白さを感じました。
また、グリコグループの各商品には子供から大人までさまざまなターゲットを設定していますが、実際に購入する人となると、食品という特性もあり、30~40代主婦層が中心になってきます。
そうした大人の方々が自ら買いたい!と思えるような企画にすることが狙いでした。そこで、大人も楽しめるエンターテインメントとして、ARがふさわしいと考えられたようです。

確かに、ARを読み込むにはスマートフォンが必要になってくるので
子供が必然的に大人の人と一緒に楽しむことになるし、
大人の人も興味を持つコンテンツだと思いました。
私も実際にやってみたいと思いましたし、発売当時はtwitterなどでも幅広い年代層の中で話題になっていました。

最近では、無料でぬりえ台紙がダウンロードできてARぬりえが楽しめるアプリや、
車のイラストに色を塗るとその車が動き出し、ムービーと合わせて子供に交通安全を教える
試みが行われていたりと、AR×ぬりえというコンテンツは活用の幅が広がっているようです。

そこで私も、自分の作るDMの中で、DMを受け取った方に手を加えて貰ったり
する要素が取り込めれば楽しいのではないかと考えました。

デジタルデザインの中での私の企画は、「ヘアカラー剤」のサイトです。
例えば、DMの紙面の女性の写真に自分の染めたい色を塗ってARで読み込むと
髪が靡いたり、あらかじめ色を選んでもらうことが出来るようにして、
色んなバリエーションの色を試してみることが出来て、選択した色に近い関連商品の紹介がされる
など、「実際にサイトに移ってみてみたい」と思わせる工夫が色々出来るのではないかと思いました。

 

参考サイト
アニメーション塗り絵で交通安全を学ぶ
http://resemom.jp/article/2015/04/14/24041.html

ARアプリ企画ドラえもん塗り絵
http://engineer.typemag.jp/article/doraemon-3d
http://o2o.abeja.asia/product/post-4562/

ぬりえARアプリ
http://www.digitalray.co.jp/service/smart/nurie/index.html

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