自然(National Geographic)×AR G14034

AR=拡張現実

ARとは「Augmented Reality」の略で、日本語にすると「拡張現実」となります。

コンピュータを使って、現実の世界に仮想的なものを追加することができる技術のことであり、一般ユーザもスマホやゲーム機などでアプリをダウンロードすれば、簡単に体験することができるため、最近では商品プロモーションなどの一環として利用されることが多くなってきました。

なお、ARと対となる技術は、コンピュータの中に作られた世界を現実のように見せる「仮想現実=VR(Virtual Reality)」になります。

 

そんなARで私が注目したのは以下の物です。

自然(National Geographic)×AR
「ショッピングセンターがナショナルジオグラフィックの世界に変身」

AR1

 

 

 

 

 

動物、自然、環境、宇宙など壮大な科学の世界を発信する「ナショナルジオグラフィック」が手がけたプロモーション。
内容は、ナショナルジオグラフィックの世界に“自分自身が入り込める”というものです。

このプロモーションのコンセプトは、最新のAR技術を駆使して「ナショナルジオグラフィック」が発信する壮大な自然の世界を、
都会に住む人々に一時でも気軽に体験してもらおうというものです。

プロモーションの名前は、“Live Broadcast Augmented Reality”。

人が行き交うショッピングモールの広場に大きなスクリーンを設置し、その前方地面にナショナルジオグラフィックのマークを記した四角いスペースを設けてあります。

AR2

 

 

 

 

通りすがりの人々がこのスペースに立つと、前方のスクリーンに『自分自身がナショナルジオグラフィックの世界に入り込んでいる様子が映し出される』という仕掛けが施されています。

AR3

 

 

 

 

AR4

 

 

 

 

スクリーンを見ながら野生の動物に触れたり、海の生き物がまるで目の前にいるかのように見えたり、なんと恐竜なども登場します。
スクリーンに映りこんでいるとはいえ、とてもリアルで、中には本当に水をかけられたようなリアクションをする人もいたそうです。

その動画がこちら




動画を見て分かるように、子供だけでなく、大人も楽しんでいるというのが、私がこのARに注目した点の一つです。
私は今、絵本の会社を想定して企画を進めています。その会社の対象年齢は全年齢です。
つまり、小さな子供だけでなく、大人の方にも楽しんでいただかないと、この企画は成立しません。

私が考えたのは、モニター前でDMをかざすと、絵本のキャラクターたちが登場して、一緒にあそぶことが出来るというもの。
また、DMの種類によって登場するキャラが変われば、いろんなバリエーションがあって楽しいかなと思います。

ケータイのアプリではなくモニターにした理由は、ケータイの画面だと小さいので出来ることが限られてくる(カメラ越しに人と映像がいっしょになってもいっしょにあそぶということはできないかな・・・)からです。
絵本のキャラクターと遊ぶことによって、もっと絵本に関心を持ったり、小さい子なら「キャラクターと遊んだ」という思い出が出来て夢を与えることが出来るかなぁと思ったからです。

プロジェクションマッピングのレポートでも書きましたが、ARも同様で、「現実では出来ないことを可能にする」ものだと思います。
ARは特に、私達にとってプロジェクションマッピングよりも身近なもの。つまり、一般の方々でも現実から少しはなれた体験が出来るということです。
だからこそ、夢を与えることの出来るものを考えて生きたいなぁと思います。

紹介サイトhttp://liginc.co.jp/web/useful/120949

http://markezine.jp/article/detail/14643

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