G14042 DMに使えるAR技術

AR技術は自分が知っていますが、中国ではあまり利用されていないです。特にビジネス領域。普通ゲームやおもちゃなどのイメージがします。しかし、ARはプロモーションに使うと確かに良い効果があります。ネットで調べたら、多くの会社は既にARの領域に伸びました。

従来のDMは紙で作って、宣伝しますが。自分はほとんど大体に見るだけで捨てます。読んでも、数日後に忘れたことも多いです。ARのDMは同じ一枚の紙でより多くの情報を伝え、内容も従来のDMより面白いと思います。見た人に印象を残りやすく、会社にとって宣伝の効果も上がります。これによって、DMに掛かる資金も減って、紙などの節約にも関わると思います。

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デメリットは、お客まさのほうは設備が必要です。普通の場合はスマホが必要、でも、この問題はスマホが流行ってる今の時代では、対象年齢層だけの問題と自分が考えています。

ARのDMについて、普通「マーカー型ビジョンベースAR」を使います。
マーカー型ARは、認識されることによって、付加情報の提示位置を特定し、付加情報の出現キーとなるマーカーを利用します。マーカーは認識の対象となるためのある特定のパターンを持った図形です。
通常、マーカー型ARを実現する場合、マーカーの認識と、認識したマーカーに対して特定の付加情報を提示する機能を持ったライブラリやエンジンを利用するのが一般的です。マーカーのパターンがどのようなものである必要があるかは、利用するライブラリなどに依存します。
メリットとしては、マーカーを置くことで付加情報の提示位置を決めることが可能なため、提示したい場所へ正確に付加情報を提示できることや、すぐに利用できるOSSのライブラリが公開されていて、比較的取り組みやすいことが挙げられます。
デメリットとしては、マーカーを印刷物などで別途準備しておかなければならないことや、マーカー自体を現実の環境に配置する必要があるため、物理的な場所、環境としてマーカーを置くことが難しい(スペースの問題や景観などの側面で)場合には利用できないことなどが挙げられます。

もう一つの「マーカーレス型ビジョンベースAR」はDMに利用できるなら、もっと面白く、素晴らしい効果が出てくると思います。そして、お客さまのほうもずっとカメラをDMに向ける必要がありません。
マーカーレス型ARは、特定のマーカーなどを利用することなく、現実の環境に存在している物体や、その環境自体を空間的に認識することで付加情報の提示位置を特定し、提示します。
メリットとしては、特別なマーカーなどを別途用意する必要がなく、物理的なスペースや景観上の問題などでマーカーを配置することが難しい場所や、風景そのものにもピンポイントで付加情報を提示できることです。オックスフォード大学で研究・開発されている「PTAM」や、日本国内ではソニーが開発した「SmartAR」などが知られています。
デメリットとしては、空間認識や物体の認識では、どうしても計算量が多くなるので、ハードウェア的な能力の要求が高くなるのと、細かい要求を満たして精度を保ち、かつ計算量も気にしながらとなると、空間認識や物体の認識に関する専門的な知識が少なからず必要となってくることなどが挙げられます。




自分の企画にARのDMを利用する発想は、舞い落ちる緑の葉など美しく、見た人に気持ちよくさせる画面でお茶を紹介します。又は、動けるカラー漫画などの形で原産地の様子、生産の流れや中国茶の文化を再現できると良いかなと思います。

最後に、ちょっとDMとは関係ない話ですが。もしも、リアルな店舗又は喫茶店を開く展開があったら、ソニーの「SmartAR」のような技術を使って、スマホなどの設備を通して、店内の様子が季節又はイベントによって変わるのも結構面白いと思います。
参考サイト
http://www.sanshin-sya.co.jp/activities/ar/aprint/dm

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1109/26/news136.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/19/news116.html

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