1秒間にどれだけの計算ができようと、何億ものデータを処理しようと、所詮はコンピューター。
人間の気持ちなんてわかるわけがない。人間の代わりになんてなるわけがない。
スーパーコンピューター京によって様々な分野で著しい発展が期待され、すでに人間の代わりとなっている。
人間が作り出したものなのに、知能は人間を上回っている。もし、それらが故障した場合に直せるのは機械ではなく人間の知能。
人間<機械 なのか、人間>機械 なのか、人間=機械 なのか。
作り出す知能と人工知能、この二つを単なる能力で比べてみると、明らかに人工知能が上回っているのはいうまでもない。
しかし、大事なのはやはり”作り出す”事に意味があったのではないのだろうか。
コンピューターの存在に皆が嬉々としている中、その大事な部分を忘れているように感じた。
医療の分野では「名医が何百人集まっているようなもの」と、人工知能を例えていたが、そうなってしまうともう医師は必要なくなってしまう。
自分を救ってくれた医師にあこがれて医師を目指す若者の夢を打ち砕いているように思う。
勿論、たくさんメリットもあるのだろうが、私は「コンピューター万歳!」という映像の雰囲気が気に食わなかった。
機械が人間を上回る事に脅威を感じることを忘れてはならないと感じた。