G15057 ユビキタス社会でこれから生きる作品とは

株式会社Live2Dという一つの会社がある。
そこでは、平面的な絵を立体的に表現し、
それを動かす技術を開発している会社である。

漫画、アニメ等の作品のキャラを、
原画のイメージを崩さないまま3Dモデルで原作のイメージを忠実に表現するという事を
目指している。

今までは、
二次元のものを三次元で表現すると、
鼻の下の影や、口のラインが途切れ途切れで見えてしまう等、
原作とは違って見えてしまい
「気持ち悪い」「違和感がある」等という批判の声が少なくなかった。

この会社の開発中である「Live2D Euclid」は、
前までの2Dのイメージを崩さないまま立体表現できる範囲が30〜40度程度と限定的だったのに対し、

360度どの角度から見ても原作に忠実に再現でき、キャラの表情までも二次元のイメージを崩さないまま表現可能になるらしい。

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この技術が、将来
一部のクリエイターだけでなく、
趣味でイラストを描いている人でも普通に使えるようになれば、
お菓子のおまけとかでよくある奥行きのある3dイラストのデジタル版という新たな表現方法が生まれるのではないだろうか。
デジタル漫画に、この技術を投入する事で
より迫力感のある表現ができるようになるのではないだろうか。

これらが、本当に実現されれば、
作家がファンを増やすきっかけになると考える。

コンピューター技術が進歩していき、
人の手を使わずとも、コンピュータがデザインをしてくれる時代が来つつある中、

二次元による表現が、
三次元による表現方法よりも好まれる場合、

こうした技術を活用する事で、
人の手で描いた作品の味を生かしつつ
最新技術との共存が可能になっていくと、
私は考える。

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