G15018 yentaで繋がる

社会生活を送っていく中で必要不可欠な人と人との繋がり。人と繋がることで素晴らしい人と出会い意識を高めたり、逆に人に大きな影響を与えることもできる。特にビジネスという世界ではこの「人との繋がり」はかなり重要になる。同業で頑張っている仲間を見つけたい、異業種で面白い人を見つけたい、yentaはそんなビジネスパーソンのニーズを満たしてくれる完全審査制のマッチングアプリだ。
「yenta」とは英語で口うるさい女性を指す言葉で、名前の通り「おせっかいおばさんが会いたい者同士をつなげる」ようなサービスになっている。お見合いおばさんのようなイメージが近いかもしれない。
yentaを使用するにはまずFaceBookでログインして審査を待ち、審査を通過したら会いやすい場所、職歴、自己紹介等のプロフィール情報を登録する。すると毎日昼の12時に人工知能が導き出した相性の良いユーザー10名が紹介される。そのユーザーに会いたいと思った場合は右にスワイプし、そうでない場合は左にスワイプする。「Tinder」等の男女の出会い系アプリのような、気に入ったユーザーを左右に分ける直感的なUIとなっている。マッチング結果はリアルタイムではなく夜の20時にまとめて届くというシステムになっている。マッチング結果を待つ時間があることで、上手くいくかどうかのわくわく感を感じることができる。
yentaはTalentBaseの人工知能を活かしていて、ユーザーのFacebookの投稿内容、プロフィールデータ、興味関心からユーザー同士の相性を判断している。レコメンドされる相手は、「Facebookの友達でつながっている人」「まだつながっていない人」の二軸になっているので、全くの新規の人だけでなく、友達だったけど会ったことがない人や、久しぶりの人ともyenta上でマッチングを行うことができるのだ。

人との繋がり、という点に着目して他サービスと比較するとなると例に挙げられるのはやはり大手SNSサイトであるFacebookやTwitterだが、ビジネスに的を絞ると確実性には欠ける繋がりだと言える。たくさんのユーザーの中から繋がりたい相手を自分で見つけ出し、更にコンタクトを取ったとして、成功するとは限らない。多忙な生活の中でそういった目的の為に時間と労力を割くのは中々難しいのではないだろうか。上記に挙げたようなSNSサイトは日常を仲間内に公開して楽しむツールとしての認識が強いのが現状だ。
ビジネスに置いての繋がりの出会い方の変化、効率化を働く人々は求めているのではないだろうか。確実性があって密度の濃い繋がりを提案してくれるサービスの需要は高いはずだ。こういった人脈の作り方が今後は主流になっていくかもしれない。

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