クリエイティブ・コモンズとデジタルコピー G17046

◆クリエイティブ・コモンズについて◆
クリエイティブ・コモンズとは…活動母体は、アメリカの非営利組織であり、
クリエイティブ・コモンズ自体は法的な強制力はありません。
ただ、基本的には各国の著作権法を前提に作られているため、作者の意思とは違う使われ方をした場合、
著作権法違反として起訴される可能性があります。
クリエイティブ・コモンズは、作者の作品に対する権利を守りつつ、作品が広く流通することを目的に創設されました。
特に インターネット 上では、あらゆるコンテンツが自由に流通し、誰でも コンテンツ を享受できる空間が形成されています。作者本人が許可する範囲内であれば、誰でも自由に作品を利用することができる環境は非常に理想的ですが、実際はクリエイティブ・コモンズどころか著作権法自体を無視した コンテンツ 盗用問題が後を絶ちません。
昨年流行したバイラルメディアやキュレーションメディアが台頭してきてからは、 コンテンツ 盗用の問題が更に顕著になり、未だ明確な解決策は提示されていません。
そのような状況に対抗するために、CCライセンスの設置は コンテンツ 盗用の抑止力には繋がるかもしれません。少しでも自身の コンテンツ を守るためにも、著作物の取扱についての意志を明確に表示するようにしましょう。

◆デジタルコピー◆
映画やアニメなどの本編映像をiTunesビデオ対応のiPad、iPod、iPhoneで視聴可能にすること。Digital Copy
主として北米で採用されているDVDやブルーレイディスクの複製管理技術であり、日本の「e-move」にあたるようなサービス。
DVDやBlurayの特典としてついている「デジタル・コピーディスク」を用いる。
・使用方法
1.専用のサイトにアクセスするかiTunesを使用する。
2.専用ディスクを挿入し、説明に従ってDVD内のデータを読み取る。
3.映像データをオンラインで認証した上でiTunesにコピー。
4.PCやスマートフォンなどで観賞することができる。

◆まとめ◆
デジタルコピー(DVDなどにコピー)したものを著作者の許可なしに販売することは著作権法違反とし、
著作者或いは、クリエイティブ・コモンズによって起訴される場合があり、
個人で楽しむ分には問題ない。著作者が放棄した場合でも、クリエイティブ・コモンズが、
著作権法に元ずき起訴する場合がある。

◆不明点◆
クリエイティブ・コモンズが訴訟し勝訴した場合
慰謝料は著作者とクリエイティブ・コモンズのどちらに払われるのか?

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