Youtubeと社会 G17034

大手動画サイトYouTube。我々にとって非常に馴染み深い動画サイトだ。YouTubeに行けば可愛い動物の動画や、アーティストが公式に出しているPV、またYouTuberというエンターテイナーが動画を出している。暇つぶしや、追いかけている人の動画を見に頻繁にYouTubeに足を運ぶ人も多いだろう。私もその一人だ。
スマートフォンが急速に普及し、ネットというコンテンツが一般人に幅広く行き届いた現代では、しばしばネットリテラシーが不足した目を疑うような行為を行う問題のある人間が浮き彫りになってきたのだ。前途したYouTuberに憧れた幼い少年少女が、承認欲求を満たすために動画を投稿するのだ。勿論、動画を投稿すること自体を批判するわけではない。だが、ネットという大きなコンテンツに手を出すには少々知識不足なところがあるのではないだろうか。

今までは、インターネットの危険性、犯罪へ繋がることへの理解などネットリテラシーを持った人だけが使うコンテンツだったが、スマートフォンが普及したこと、YouTubeなどのエンターテインメントコンテンツが身近にあることでネットは危険だということを理解しないまま動画投稿をしてしまうのである。これは大変危険なことであり、個人情報を漏洩してしまうことによって犯罪に巻き込まれる可能性がある。また、一般人がホームビデオまでも投稿してしまうのだ。インターネットは世界とつながるものだが、どうもそこの理解が足りないままネットに疎い人間にまでYouTubeというコンテンツが届いてしまったように思う。
YouTubeというコンテンツは非常に面白い。だからこそ、一般人の身近にあるものだ。しかし、それに付属するネットリテラシーまでは届いてないように思う。これからYouTubeなどのインターネットのエンターテインメントコンテンツが社会に与える影響はネットリテラシーを学ぶ機会を設けることだと私は思う。インターネットが当たり前の世界で、子どもたちの娯楽がすでにYouTubeなどに向かっている。だから、義務教育にネットリテラシーが組み込まれて、知識を持つことが必然とされる日が来るのだと私は強く思う。しかし、その前に必要なのは大人が正しいネットリテラシーを持ち、子供にそれをわかりやすく伝え守り、承認欲求を満たしてあげる優しさだと思った。

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