G21005 料理文化とAI

以前、中国は他国よりも優れたAIと科学技術を有しているという話が授業内で出て気になったため、
自分なりに他国と時刻のAIの用途や進歩について調べてみた。
調べている際に、興味深い記事を見つけたのでそれについて考えてみた。

私が見つけた記事は、中国にある「AI食堂」というものである。
調べによると、店内の厨房はロボットアームが作動し、焼く、蒸す、煮るなどの
調理工程を、その気温や湿度によって調理時間を調整することができるそうだ。
また、10分で約200人分の」料理を作るといった、人間では到底真似できない驚異的な
スピードで料理を完成させることができる。
この技術の良いところは、作業の効率化だけでなく、同じ味を永遠に再現できるところでもある。
うっかり焦がしてしまったり、調味料を多く入れてしまったりなど、
人間と違ってAIにはケアレスミスが生じないため、失敗することがないというのも利点だと思う。
今はまだ、配膳や食材の用意などは人間の手が必要だが、
いずれ全ての工程を自動化することが可能になる日も近いかもしれない。
このAI食堂の技術は、現在のコロナ渦における感染対策として、実際に中学校などに導入されているようだ。

また、イギリスでは既に料理だけでなく後片付けまで行うことのできる、
自動調理ロボット「moley」が開発されている。
ロボットというよりは一つの大きなキッチンのようになっており、
その中でロボットはタッチスクリーンで指定された料理を作ることができる。
また、人がロボットを操作して料理することもでき、
キッチンや食材に触れることなく料理を完成させることができる。
現在は家庭用として普及させるには手の届きにくい価格だが、
開発者によるとこれから更に大衆向けにコストダウンの実現を目指していくそうだ。

他国が料理の全自動化を目指して科学技術の進化を遂げていく一方で、
日本のAIの導入の現状はあくまで人間のサポートとしてであり、
AIを導入した取り組みの事例が少ないように感じた。
調べてみたが、「AIに負けない料理の技」や、「レシピを作るAI」といったものが多く、
やはりAIが主体となって表舞台に出ているものはあまり出てこなかった。
日本にもAIに料理をさせる技術は存在しているそうだが、
実際に私たちのような消費者側の人間がそれを目にすることはない。
日本がこのようなAI導入で他国に遅れをとっているのは、
日本人が自分の力でやり遂げることに強いこだわりを持ちすぎているのも原因ではないかと思う。

実は、私は人と食事をすることがあまり好きではない。
見苦しくない程度の行儀があればそれで良いと思うのだが、
世間の人々は周りのペースに合わせたりだとか三角食べだとかを気にする人もいる。
他にも食べ物で遊んではいけない、料理はみんなと食べたほうがおいしい、など様々な食事のルールが存在する。
正直なところ、コンビニのおにぎりはどこで食べても同じ味だし、
気分が悪い時は何を食べても味わう余裕などないのでおいしく感じることができないと思う。
つまるところ、完全に気持ちの問題だと思っている。
海外に行ったこともなければ外国人との交流も特にないので偏見かもしれないが、
この感覚は日本人特有の固定観念であり、食事に対して特に思想が強いと思う。

このこだわりを捨てることで、日本のAI導入や科学技術は
更に進化を遂げることができるのではないかと考えた。

【AI食堂】https://news.yahoo.co.jp/articles/732d2301dc3ada198605efdf0bc9796697be41fd

【moley】https://foodtech-japan.com/2020/12/21/moley-robotics/

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