近年音楽業界を中心に様々なメディアに多大な影響を与えているボーカロイド。
そんな誰でも人工音声を使い、喋らせたり歌わせる事が出来るボーカロイドを導入して、新たなクリエイターを育成する事を目的としている専門学校もある。
ボカロを取り入れている学校の一つである日本工学院では、学内の様々な学科が協力し合い一つのコンテンツとして制作している。
ボーカロイドの楽曲投稿が最も盛んなニコニコ動画では、日々様々なP(プロデューサー)によってアレンジされた曲や、オリジナルの曲が投稿されている。
投稿者の中にはプロの方もいるがアマチュアの方も多い。プロのPは自分が作詞作曲した曲をCD販売し、収入を得る人もいる。勿論アマチュア時代から注目されCD販売まで至ったケースもある
日本で初めてボーカロイドの授業が導入されたのは藤村女子中学・高等学校。
2013年の二学期より、高校1年生の音楽授業でボカロを用いた授業を行っている。
導入したきっかけは以下の動画で理事長が説明している。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1401/10/news088.html
http://www.youtube.com/watch?v=1cK0yEOTBpY
このように曲を作れる楽しさや制作する楽しさを未来の若者に味わってもらえる為にボーカロイドを授業に導入している学校は増えてきている。
また イラストコミュニケーションサービス“pixiv”上ではKADOKAWA エンターブレイン ブランドカンパニーを中心に、次世代のクリエイター育成を主目的としてボカロ曲をテーマとした小説を募集するコンテストをエンターブレインの小説レーベル(ファミ通文庫編集部、ビーズログ文庫編集部、KCG文庫編集部)をpixiv上で開催した。
残念ながら既に終了しているが優秀作品は各編集部から刊行予定のノベルアンソロジーに掲載という物。
このようにボカロを用いた若手の人材育成や、コンテンツの幅広げなどボーカロイドビジネスは今世の中に多々ある様々なビジネスの中の一つと言ってもいいだろう。
小学生であろうと一つ曲を投稿すればそれはもう立派なボカロPである。
不景気なこの世の中ではボカロを頼りにネットを中心に注目を浴び、自分の楽曲がプロの目に留まる事を祈る者も多い。
応用が高いため、作曲が苦手な者はイラストを投稿しそれで注目を浴びる者もいる。
コンビニなどのくじやグッズなどにも人気イラストレーターが書いた作品は非常に人気が良い。
海外ではこの日本のボーカロイドの技術を非常に好評している
このボカロのビジネスは日本だけには留まらないので非常に幅が広いといえる。舞台化、小説化、漫画化、CM、など今や楽曲を作るコンテンツには留まっていない。
誰でも曲を作れるとい事がボカロの最大の魅力為何かを作る楽しさを知らない、子供や若者に作る楽しさを知ってもらう。それを主に目的としている為導入されている学校が多いのであろう。
似たような歌詞、似たような曲調などで問題になる事もある。こんな曲でよく出世できたなと言う者もいる。ただのいちゃもんをつけて来る者もいるが、一人は必ず自分の作品に批判的な意見を述べてくる者はいるだろう。
これはいずれ社会に出る時の勉強になるのではないかと感じた。好評な意見と批判的な意見をきちんと取り入れ改善して初めてビジネスが成り立つのではないだろうか。
悪い所ばかりの物は誰も買わないであろう。ネットに投稿するという事は批判の一つや二つは覚悟しておいた方が良いであろう。アップしたその瞬間自分は楽曲を投稿したPなのだから。
ボカロは若者を中心に盛んに為この若者が興味があるコンテンツを育成の題材として取り入れたたのは非常に良いと思う。
最初はボカロに頼りながらも何れ出世し、現在未来のビジネスの一角であるボカロビジネスを支えているクリエイターの一人になりたい。
参考サイト
http://www.famitsu.com/news/201401/09046236.html
http://www.neec.ac.jp/design/cg/major/vocaloid_cg.html