企業IT関連で、2011年頃から注目され始めた「ビッグデータ」というキーワード。
まずビッグデータとは?
ビッグデータとはインターネットの普及とIT技術の進化によって生まれた、これまで企業が扱ってきた以上に、
より大容量かつ多様なデータを扱う新たな仕組みを表すもので、その特性は量、頻度(更新速度)、多様性(データの種類)によって表される。
(参考サイト→http://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/column/column01.html)
ビッグデータを利用している企業というと、分かりやすい例では
検索と無料アプリケーションによって蓄積した膨大なデータを基に広告ビジネスを行っている「Google」や
膨大な会員データを基盤として広告やゲームなどのソフトウェア販売などで収益を上げている「Facebook」などのソーシャルメディアといった
Webサービス事業者です。
今回は、Facebookと同じように利用者が多いTwitterを利用したものを紹介したいと思います。
「USA TODAY/TWITTER Political Issues Index」
これは、アメリカ大手紙「USA TODAY」が11月4日実施のアメリカ中間選挙に向けて制作した、デイリーでの政治トピックスに関するツイートを収集したもので、
年齢別、性別、州別の3つの観点から確認できるというもの。それぞれの値はバブルチャートで示されます。
たとえば、上の画像ならヘルスケアについてで、バージニア州・ネバダ州・メリーランド州で最も議論されていることを表しています。
この背景には、USA TODAYとTwitterがパートナーシップを結び、Twitterからのデータ提供を受けたことで実現しています(もちろんUSA TODAYがTwitterユーザーのデータに直接アクセスしていることはありません)。
とてもシンプルな指標ですが、毎日のデータを収集・分析をおこなうことで、将来的に大きなプロジェクトなどに活用なども狙っているのでしょうか。
(参考サイト→http://media-outlines.hateblo.jp/entry/2014/11/30/154824)
のシステムを知った時、私はTwitterの「ハッシュタグ」に似ているなぁと思いました。
発言内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号つきの発言が検索画面などで一覧できるようになり、
同じイベントの参加者や、同じ経験、同じ興味を持つ人のさまざまな意見が閲覧しやすくなる、というものです。
USA TODAYのシステムは図などが使われてて、ぱっと見てすぐわかるようになっています。
Twitterのハッシュタグも「#○○」をクリックするとそれに関するツイートが出てきますが、どの世代が同じ趣味かは分かりません。
そこで私は、この二つが合わさったコミュニケーションツールのシステムがあれば、自分と趣味の合う人が探せるだけではなくて、その人がどこに暮らしているか、どんな世代なのかが分かりやすくて、
オフ会などをして盛り上がれるのではないか?と考えました。
今は個人情報の問題もあって、なかなか難しいかと思いますが・・・
例えば、なかなかマニアックな趣味を持っていて、周りに同じ趣味を持っている人がいない。でもインターネットならいる、という場合。
もちろん、自分のプロフィールなどで個人情報を明かしている方もいますが、中にはネットの世界だからこそ、それを隠して、自分の性別や年齢をごまかしている人もいます。
それが個人的には怖いなぁと思ってしまうのが私なのですが。
自分の最低限の情報(住んでる都道府県、性別、年齢、名前)を公開して、自分の趣味に関することをTwitterのようにつぶやいたら、自動的にバブルチャートに表示されて、
そこから自分と同じ世代の同じ趣味を持った人を見つけ出してお話しする、というシステムを考えたのです。
確かに、Twitterでも以上のことはできなくもないですが、自分的には同い年の方が気軽に話せるなぁ(あくまで個人の意見)という部分があるので、
そういうシステムがあればなぁと思って考えてみました。
個人情報や出会い系サイトなどの犯罪も危うくなってきた時代ですが、情報を悪用されないようにもっとセキュリティのことを考えたら、もしかしたら新たなコミュニケーションのツールが増えるかもしれません。