G14037 NEXT WORLD 感想

今回のNEXT WORLDでは、
・テクノロジーと掛け合わせた新しい料理やファッションのかたち
・拡張現実によっていくつもの人生が体験できるようになること
・死んだ家族を人口知能によって甦らせる試み
など、「人生の楽しみ方」をテーマにしたものがあげられていました。

テクノロジーとの掛け合わせによって新しいファッションが生まれたり、
食べたことのないような新しい料理が出来たりすることは、私たちの日常生活の楽しみの幅
が広がるという意味では、とても魅力的だと感じました。

拡張現実や死んだ家族を甦らせる試みについても、面白そう、凄い
という魅力ももちろん感じたのですが、それと同時に疑問も感じました。

拡張現実で疑似的に旅行などができることについて、
足の不自由な方が行きたかったところに行った気分を味わえたり、
もう二度と帰れないと思っていた故郷に帰れたり、
現実では不可能だとわかっていることを拡張現実で体験できて
幸せな気持ちになれるのであれば、それはとても魅力的なことだと感じました。

別の場面で男性が拡張現実とロボットを使い雪山の登山を体験しているシーンがありました。
実際に登りきった景色を見られるなど、確かに楽しそうでした。
この映像の中で私が見て疑問に思ったのが、雪山を登りきった達成感まで後々自分の中に残るのか?ということです。
確かに男性は登山の体験をして、綺麗な景色、自分は登ったという達成感が一時的に得られるかもしれませんが、
結局のところ実際に登ったのはロボットで、男性は部屋の中にいるだけです。
ほんの楽しみの一部として拡張現実を利用することは良いと思うのですが、
男性の場合は拡張現実に依存してしまっているように感じました。
将来この体験が本当にできるようになったら、必ず依存する人が出てくると思います。
やはり必要なのは「加減」だと感じました。あくまでも楽しみ方のひとつとして、
適度に取り入れて適度に楽しむことが重要になってくると思います。

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