VRにおける現状と可能性 G16-021

・VRの現状
仮想現実と言われるVR(Virture Reality)。VRは昔からゲームセンターによくあるアーケードゲームなどによく使われている。VRはゲーム以外にも医療、軍事、通信技術、高額にも使われているが、やはり私たちの注目を浴びやすいものはゲームである。広告業界も新たなジャンルの広告媒体を求めていることもあり、こういった広告ツールとしてVRの活用や2020年の東京オリンピック開催に向けて、スポーツの視聴といった場面でのVRの、プロジェクションマッピングと絡めたVRの活用など、様々な活用方法が考えられる。

・VRの可能性
 1未来の食事を変える
   私たちは普段、見た目、味、香り、食感、硬さ、食べる時の音という、様々な感覚的インプットにより、今自分が食べているものを認識しています。逆に言えば、それらの感覚を外部刺激で補ってしまえば食事体験をコントロールで きるということ。味、香り、食感はそのままにしてほとんどカロリーを摂取することなく、これまでにない新しい方法での食事体験のプロジェクトを進めている企業も現在存在している。VRを用いた新しい食事体験を取り入れることで、近い将来ダイエットや食物アレルギーによる食事制限から解放されるかもしれない。

 2人種差別を解決する手段
   アメリカではアフリカ系アメリカ人が警察に打たれる確率は、白人よりも7倍高いという痛ましい現実がある。アメリカの警察官たちが潜在的にもつ人種差別の意識を低減させるために、共感を引き起こさせるためのアートプロジェクトが企業家のアレキサンドラ・イヴァノビッチ氏を中心とし、アメリカで導入された。このアートプロジェクトはバルセロナ大学のメル・スレーター氏による潜在的な人種差別に関する研究を基にしておりスレーター氏の研究では既に、VRが偏見の意識を弱めることが実証されたいるのだ。スレーター氏の研究は白人女性に没入型VRテストを施し、黒い肌をもつアバターを与えるというものである。カラーズの視点から物事を見ることによって、白人女性の偏見は著しく弱まったという結果を出している。VRで多種多様なアバターを得ることによって、自分とは別の人になることにより他の人種との共感を得ることで人種差別もとい様々なヘイト緩和につながるかもしれない。

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