YouTubeの危険性 G17030

ユーザー10億人以上という大規模な動画共有サービス「YouTube」という言葉を聞いたことがある人、また、利用したことがある人はたくさんいるだろう。

 

ユーチューバーという職業が知名度を上げ、テレビなどのメディアでも取り上げられることが多くなったが、誰でも簡単に動画を投稿することができる分、悪用されることも多い。2010年頃は10分を超える動画をアップロードすることは不可能だったが、現在は24時間を超える動画も存在している。このように、投稿できる動画の時間が長くなったことで、違法に映画やアニメ、ドラマを投稿する人が増えている。さらに、投稿された動画には高評価と低評価をつける機能と、チャンネル登録というものがあることで違法な動画も評価され、人気になる場合もある。このような例の他にもエルサゲートと呼ばれる、幼児向けと見せかけた危険な動画も問題視されている。これは人気キャラクターに似せたものを使用し、延々と続く排泄行為やキャラクターによる子供の虐待、流血などの大人でも不快感を覚えるような動画のことである。YouTubeでは年齢制限を設けたり、またYouTubekidsというサービスでは子供向けの動画のみを視聴でき、視聴時間を制限できるものもある。しかし、エルサゲートは運営により発見次第消されてはいるものの、全てのエルサゲートを消すことはできないだろう。しかし、昨今では小さな子供がインターネットに繋がる端末を持ち、憧れの職業にユーチューバーが挙げられる時代である。ネットに全く触れさせない環境を作るのは困難だ。

YouTubeが設立されてから今までの規模の拡大の速さを鑑みるに、今後ますます利用者は増え、なくてはならない重要なサービスになると考えられる。だが、著作権に触れる動画や、子供の教育に悪影響を及ぼす可能性のある動画など、本来娯楽的要素が大きいYouTubeにも危険性は存在する。今後、非表示にしたい動画の特徴を設定したAIがwi-fi接続中に事前に動画を視聴し、非表示、通報もしくは関連動画から削除するなど、不快な思いをせずに使えるサービスに改善されるよう期待したい。

 

参照

https://select.mamastar.jp/228913

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