メディアアーティスト、インタラクティブアーティストとして活動をしている真鍋大度さん。今回は彼の作品等についてレポートに綴ろうと思う。
1976年生まれ。祖父は機材収集好き、父親はプロのベーシスト、母親はヤマハの技術者であり、幼いころから音と機材に囲まれた環境だったことがうかがえる。小学1年時アメリカに渡り、そして中学時代はプログラミングの勉強を。高校ではDJ活動を行い始め、数学が好きだったようで、大学は東京理科大学理学部数学科に入学。卒業後は、大手のSEとして入社。そしてwebベンチャーに転職をするが、企業は廃業。その後、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー入学しプログラムを駆使した表現を学ぶ。そして現在は国内外の様々なアートプロジェクトに参加、アーティスト活動を行っている。
2011年12月6日に公開されたMV「少年よ我に帰れ」やくしまるえつこ。MV監督として真鍋さんが参加している。まわり続けている歯車などに色々な映像を映し出しプロジェクションマッピングを行っている映像である。歯車の回転停止、カメラ位置等はあらかじめ設定されているようで、最初映像を見たときはカメラワークのスムーズさなどからCGかと思ってしまった。
この曲はアニメ(廻るピングドラム)のタイアップ曲であるのだが、歌詞とアニメ全体のテーマとなるものを真鍋さん独特のスタイルのままで、おしゃれでいてかわいらしいものになっているなと思った。線、丸、三角、四角といった単純な図形、音楽と光をあわせたことで1シーンごとはシンプルでありながら印象に残る。
自分は、ゴテゴテした作品を好んで見たり作ったりしていたのだが、こういったシンプルでいてかっこいいスタイリッシュな作品にも、興味が湧いた。おそらく苦手の分野なのかなとも思うが、参考にしながら映像作品等作ってみたいと思った。
参考URL
http://www.youtube.com/watch?v=aT0hCM8moFY
http://www.youtube.com/watch?v=I_sqf7i9Eb4
http://www.youtube.com/watch?v=-iloerH2AGs