G12037 新しいゲームの可能性

日本マイクロソフトは、同社が研究を進める“ナチュラルユーザーインターフェイス(NUI)”について、
本日1月28日に記者説明会を開催した。
Kinect for Windows”による導入事例や、最新のNUI技術研究を紹介した。
 登壇した、日本マイクロソフト 最高技術責任者 兼 マイクロソフト ディベロップメント 代表取締役社長 加治佐俊一氏は、ユーザーインターフェイスの変遷の歴史として、文字によるCUI(キャラクターUI)から、画像によるGUI(グラフィカルUI)、そして最近では、身ぶりや手ぶりや音声などで直感的に操作する“NUI”へと変わってきたと説明。その最たる例として、Kinect for Windowsによる数々の事例を説明した。
 まずは、約1年前のKinect for Windowsの発売当初から、活躍が期待された医療や教育分野から。東京女子医科大学 先端生命科学研究所(FATS)が開発した、非接触型画像操作システム“Opect(オペクト)”は、脳外科手術などにおいて、執刀医が無菌状態と集中力を保ったまま、患者情報を表示させたり、手術時間の短縮につなげられるシステムで、すでに東京女子医科大などの医療機関で導入されている。また、障害者活動支援ソリューション“OAK”は、口などの任意の箇所の動きをKinect for Windowsのセンサーが検出し、意思表示や、能動的に活動することを支援している。さらに、介護施設向けテレビゲーム10+ 件“リハビリウム起立くん”は、ただの起立運動にゲーム10+ 件性を持たせることで、患者のモチベーションの維持や継続性に役だっているという。
続いて紹介されたのは、今後ますます導入事例が進むと思われる物流やマーケティング分野。
“Hello Counter”は、人の流れを計測することで、商業施設の入退店や通路左右の通過人数を計測できる。
これらは時間帯や日付別に集計も可能だ。人の流れを計測・把握することで、商品の配置などに役立てることもできる。
 また、一風変わった実用例として、体感型・書道フィジカルインスタレーション“AIRSHODOU”が紹介された。これは、広島現代美術館の“ゲンビどこでも企画公募2011”で入選した作品で、文字どおり、Kinect for Windowsの前で書道の要領で字を書くというもの。

参考資料 http://www.famitsu.com/news/201301/28027889.html

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