【G-12010】トリックアートの可能性

トリックアートとは、人間の錯覚を利用することにより、
「立体に見える絵画」や「見る角度によってまったく違った印象になる作品」、
さらには「中に入ることで錯覚を体感できる作品」等、不思議で楽しめる全く新しいアートのことである。
ヨーロッパで発祥した「トロンプ・ルイユ」とよばれる立体画法(だまし絵)に新しいアイデアを付加して確立したもので、トリックアートの歴史は古く約2000年前に遡り、 そしてほぼルネッサンス期に技術的に確立されたと言われている。

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トリックアートのコンセプトは、
①見るアートから遊べるアートへ ②無機質な壁に絵を描くことによる新しい空間演出 ③絵のインパクトを利用して、話題づくりができる
ことである。

トリックアートの美術館やそれを使った町おこしは多いが、特に継続性の面でかなり不安定だと感じた。一時は話題になるしビジネスになりえるだろうが、リピーターがいなければ2年目3年目は厳しくなっていくだろう。

そこで私が考えたのは、映画館とタイアップし、3D映画とコラボすることである。
3Dの映画を見るのにトリックアートをする意味はあるのか?と感じるかもしれないが、私は映画を見に行くと、よくポスターの前で写真を撮り、facebookに投稿する。
今の私にとって3D映画を見ることはなかなか一大イベントである。
映画上映中は写真をとることなどできないし、もちろん自由なポーズもできない。
映画を見に行くことはそれほど珍しいことではないが、それでもすこし特別な日だと思う。
トリックアートであれば3Dの映画を見にいった!というこがわかりやすいだろう。さらに映画見に行ったよ!とfacebookなどに写真が投稿しやすくなる事で映画自体の宣伝効果も生まれるかもしれない。

http://www.poomp.com/event/trickart.html
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130519/mcb1305191230006-n1.htm

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