「コンピューターと生活」
私はスーパーコンピューターと言う言葉は知っていても、それが具体的に何を目的として何に役立っているのかを知らなかった。1秒間で気が遠くなるほどの膨大な量の計算を処理することが出来るというのがスーパーコンピューターというだけの認識だが、一体それがどこで必要とされているのだろうか。今回の番組を見てその役割や活躍を知った。開発に7年を費やした日本が誇る「京」。アメリカで開発されたまるで人間のように思考する「ワトソン」。番組内で紹介される様々なコンピューターの中で私は今後の人間の生活とコンピューターについて考えた。
今回初めて知ったが薬の開発にはスーパーコンピューターが必要不可欠という。私は普段から体調を崩しやすく医療機関に通うこともあるのだが、そこで処方される薬はコンピューターが膨大な量の様々な組み合わせから導き出されたものだということに驚いた。医療が進歩した現在でもやはりまだ末期癌や白血病、また症例が少なすぎる病気など完治するにはまだ難しいものが多くある。それらが完全に完治できる日も遠くはないなと思った。しかし体の健康はもちろん大切と思うのだが、これからは心のケアにもこのコンピューターの技術を応用できないものだろうか。日本は世界でもかなり自殺が多い国だ。その原因としては日本と言う国の白黒つかないグレーな国民性のようなものが災いしていると思う。具体的にどう生き物心の役に立つのかと聞かれればはっきり答えられないが、人の言葉を理解する、動物の感情を理解して行動するなどこれからはより私たちに近い存在になってくるんじゃないかと感じる。コンピューターが生き物の心の手助けをする、なんてまだ夢物語の話だがそんな未来もありそうな気がする。
今や何もかもがコンピューターで作られているが、それを扱うのは生き物の人間だ。人間にしかできないコトはきっといつになっても無くならないと私は思う。心の健康はこれからの生活にもずっと変わらず必要不可欠だと思う。