ビッグデータについて調べてみたところ、明確な規定はなく、まとめると単に大容量であるだけでなく、非定型でかつリアルタイム性が高いことだそうです。
それでビッグデータの利用について調べたところ、ウェザーニューズの
取組みにめが止まりました。
気象情報サービス大手のウェザーニューズが活用するのは、約30万人の有料会員「ウェザーリポーター」が日々持ち歩く携帯電話です。GPS(全地球測位システム)とカメラが搭載されており、この二つの機能を利用すれば簡易版の気象レーダーとして使えるみたいで、ユーザーから提供された情報を使って、よりきめ細かく、リアルタイムに情報を取得できるようになったそうです。
またユーザーからは毎日平均5000件、台風の時などは1日に2万件もの気象観測データが送られてくる。GPSにより観測地点を容易に特定でき、ユーザーが発信した情報が簡単に利用できるというものです。
ウェザーニューズはユーザーから収集した観測データを、自前で設置した気象レーダーのデータと組み合わせて気象予報士が分析し、随時天気予報を修正している。この時に重視するのは「実況データ」で、天気が急激に変わりそうな時は、機械式のレーダーよりも、人間の目(空の様子・雲とか)や肌感覚(湿度など)の方が頼りになるそうです。
ユーザーは天気や場所に加え、メニューから体感気温や「曇ってきそう」といった個人的な予想を選び、送信する。こうした情報を自動的に集計することで、12時間以内の短期予報精度が格段に向上したという。
その効果は「ゲリラ雷雨」の予測で、既に実証されている。
ゲリラ雷雨は雨雲が急速に発達するため、予測するのが難しいのですが、ウェザーニューズは、特定地域で発生の可能性が高まった時に、付近のユーザーに対して監視依頼のメールを送信。写真に加え、雷鳴の有無などをレポートしてもらう仕組みを整えて、気象レーダーの情報に加え、レポートを予報士が分析することで、2011年夏は、80%以上の確率で事前にゲリラ雷雨の発生を予測し、注意喚起できたそうです。
さらに企業向けの気象サービスにも、こうした予報を生かしているそうで、例えばコンビニエンスストアに対しては「急に暑くなりそうなので、こういう商品を仕入れた方がいい、といったレコメンドなどをしたり、航空会社など約2000社に、気象情報を提供しているそうです。
このようにさまざまな情報がごった返した現代で、1つの情報が一見関係なさそうなところで利用されたり、今回取り上げた例のゲリラ雷雨など、突発的な災害にも迅速に対応できて何人もの命を救うこともできるなんて、とても理想的な情報の活用法だと思いました。
個人情報などあらゆる情報が犯罪に使われている現状もある中、必要な情報が必要なことに使われて、こうい、また社会貢献というか、もっと世の中が効率的に世が回っていくようなことに利用されるようになるといいなと思いました。
データを自ら生み出す
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120403/388941/
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