まず動け、未来はその先にある 真鍋大度 G16-023

真鍋大度はアーティストでもあり、クリエイターでもある。

真鍋大度の肩書きはメディアアーティスト、プログラマー、デザイナー、映像作家、DJ、VJとされている(wikipediaより)。彼のことを紹介しているサイトなどではそれを大きくまとめてクリエイターと表記されている。ではメディアアーティストとは何か?

メディアアート(New media art, media art)とは、芸術表現に新しい技術的発明を利用する、もしくは新たな技術的発明によって生み出される芸術の総称的な用語である。特に、ビデオやコンピュータ技術をはじめとする新技術に触発され生まれた美術であり、またこういった新技術の使用を積極的に志向する美術である。
つまり、そういった試行をする人のことである。

メディアアーティストと呼ばれる人といえば他に落合陽一がいる。落合陽一の作品にはFairy Lights in Femtoseconds: Tangible Holographic Plasma (指先に合わせて動くホログラフィックプラズマ)などがある。
真鍋大度の作品にはelectric stimulus to face(音の電気信号で顔を動かすもの)やled in my mouth(音に合わせて口の中が光る)がある。
ふたりの作品は実験的でセンセーショナルだ。そして新技術を使っている点までは同じだ。

ではなにが大きく違うのか?
落合陽一は研究者で真鍋大度はクリエイターである。真鍋大度は新しい技術を考え出す時、とりあえず作ってみると言う。それは一見アート思考のように見えるが、彼は必ずその技術を仕事にする。前述のled in mouthは後にラフォーレのCMに使われた。

真鍋大度、ライゾマティクスが成功したのは研究して完成させてそこで終わらないからである。常に先を求め、技術を開発して、それを売り込んで、形にする、そこまでを全部やる。だから新しいものをどんどん発信していけるのではないかと私は考える。

真鍋大度-Wikipedia
ライゾマティクス 真鍋大度の軌跡|サラリーマン時代を経て、無名の青年が世界を魅了するまで。
electric stimulus to face -test3 ( Daito Manabe )
https://youtu.be/QsWc58zmBKI
Daito Manabe – LaForet Grand Bazar Promo Video

落合陽一-Wikipedia
Fairy Lights in Femtoseconds: Tangible Holographic Plasma (SIGGRAPH)

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